「鋳造品の評価技術」研究部会(ETC-4, Evaluation Technique for Castings)

研究部会への参加申し込み・ご意見・お問い合わせ等は以下のお問い合わせフォームより送信いただきますようお願い致します。

部 会 長 長谷川智則(虹技株式会社)
幹  事 堀川紀孝(旭川工業高等専門学校)
開始年月 令和元年5月
研究テーマ 鋳物の実体評価に向けた評価技術の複合化
趣旨と研究部会への誘い

鋳造品の品質に対する要求は年々厳しくなり,その品質を達成するためには鋳造プロセスのみならず評価の重要性が増すばかりです.鋳造品は肉厚などの形状の条件,溶湯処理など鋳造条件によりその強度特性が変わるため,鋳造品への要求レベルが高まるほど,製品としての鋳造品に対する検査技術,特に非破壊的手法の重要性が増します.ここ10年の間にも種々の非破壊試験方法が開発され,実用化が期待されるところですが,種々の欠陥に対する検査方法として万能な評価技術は存在しません.各評価手法の特性を理解した上で,鋳造品に合わせて複数の手法を組み合わせるなどの工夫が必要となります.

 そこで,第4期の本研究部会では,「鋳物の実体評価に向けた評価技術の複合化」をテーマに設定します.新たな試験方法の研究や動向調査を行うとともに,共通試料や試作装置を用いて種々の評価技術の測定データの蓄積を行い,鋳造品をより確実に,より詳細に評価する技術を検討します.また,試験法の検討や利用だけでなく,製品ならびに材料を評価する上で必要な強度,欠陥,試験法の原理などを習得する機会を提供していきたいと考えております.鋳造品の評価・検査に携われている,あるいはご関心をお持ちの技術者,研究者の皆様の積極的なご参加をお願いいたします.

部会実施予定テーマ

<部会実施予定テーマ>

  • X線,超音波,電磁的手法の組み合わせによる鋳造品評価手法の検証
  • 鋳鉄品の評価装置の試作と検証
  • 共通試料を用いた評価手法の検証
  • 定例UT講習会の開催
  • 新しい試験・検査技術の情報収集・研究開発
研究部会の歴史

平成20年に常設となった本研究部会は,3期10年の活動期間に共同研究,講演,オーガナイズドセッション等を実施し,鋳造品を評価する技術の発展に努めて参りました.また,鋳鉄品の超音波試験技術者講習会も継続して開催することで定着し,これまで21回の開催で276名の技術者が修了しました.本研究部会の活動にあたっては,研究委員各位のご協力ならびに所属企業,大学,研究機関のご理解とご支援に感謝申し上げます.

令和4年度活動状況

第26回鋳鉄品の超音波試験技術者養成講習
日時 令和5年1月16,17日
場所 東京都立産業技術研究センター
内容

第26回鋳鉄品の超音波試験技術者養成講習を実施いたしました.
参加者10名(定員10名)
次回は23年6月頃,定員16名で計画中.

第1回
日時 令和4年11月25日
場所
内容 1)委員交代について     堀川委員
2)前回議事録(案)の確認     堀川委員
3)令和3年度の部会決算、4年度予算状況について      鹿毛委員
4)第25回UT講習会 報告       長谷川部会長
  第26回UT講習会について
5)共同研究について(話題提供:後藤委員)       長谷川部会長
6)その他      長谷川部会長ほか
 ・日本鋳造工学会オンライン講座の開催予定(2/25)について(部会長)
 ・部会報告書についての状況報告(堀川委員)
 ・予算の用途について,必要経費があれば連絡(鹿毛委員)
 ・鋳鉄研究部会の試験片:試験後のTPの共有を提案している
第25回鋳鉄品の超音波試験技術者養成講習
日時 令和4年8月24,25日
場所 東京都立産業技術研究センター
内容

第25回鋳鉄品の超音波試験技術者養成講習を実施いたしました.
定員いっぱいの10名の参加者に対し,座学で鋳鉄内での超音波の挙動,線形破壊力学の基礎などの講習と,様々な鋳鉄製試験片を用いた走査と評価の実習を行いました.
次回は23年1月16日,17日を予定し,準備を進めています.

令和2年度活動状況

第1回
日時 令和2年5月下旬 ⇒新型コロナウイルス感染症対策で中止
場所 本部会議室
内容 1)第24回UT講習会について

令和元年度活動状況

第22回UT講習会
日時 令和元年6月26,27日
場所 埼玉県産業技術総合センター
内容 座学,実習及び試験(筆記及び実技)
第1回
日時 令和元年7月23日
場所 本部会議室
内容

1)新部会長・委員紹介、名簿確認

2)第22回UT講習会実施状況ならびに第23回講習会について

3)部会第3期の成果とりまとめについて

第23回UT講習会
日時 令和元年11月28,29日)
場所 埼玉県産業技術総合センター
内容 座学,実習及び試験(筆記及び実技)
第2回
日時 令和元年12月24日
場所 本部会議室
 

1)第23回UT講習会実施状況ならびに次年度講習会について

2)部会第3期の成果とりまとめについて

3)令和元年度第1回研究委員会報告

第3回
日時 平成31年3月26日(火) ⇒新型コロナウイルス感染症対策のため中止
場所 本部会議室
内容

1)次年度講習会について
2)5月開催のOSについて(最終確認)

平成30年度活動状況

第 20回鋳鉄品の超音波試験技術者養成講習会
日時 平成30年6月28日(木)~29日(金)
場所 埼玉県産業技術総合センター
内容 座学,実習及び試験(筆記及び実技)
第1回
日時 平成30年7月31日(火)
場所 本部会議室
内容 1)第20回UT講習会実施状況ならびに次回講習会について
2)RT測定写真とX線CT画像との関連づけと評価
   (埼玉県産業技術センター)永井寛
3)CT画像からSTL化を経た超音波シミュレーションに関する見解
   (東北大学)内一哲哉
4)超音波シミュレーションに関する事前UT結果
   ((株)スギヤマ) 望月栄治
第 21回鋳鉄品の超音波試験技術者養成講習会
日時 平成30年11月26日(月)~27日(日)
場所 埼玉県産業技術総合センター
内容 座学,実習及び試験(筆記及び実技)
第2回
日時 平成30年12月8日(土)
場所 本部会議室
  1)第21回UT講習会実施状況ならびに次年度講習会について
2)大型試験片の水浸超音波探傷の結果とX線CTとの対応について
  (東北大学)内一哲哉
3)話題提供:「電磁力加振による共振周波数測定を使用した検査法」
  (大分大学)後藤雄治
第3回
日時 平成31年3月26日(火)
場所 本部会議室
内容 1)共同研究のとりまとめの方針
2)UT講習会に関する、非破壊検査協会の回答と委員会の対応
3)次期研究部会について

平成29年度活動状況

日本鋳造工学会オーガナイズドセッション
日時 H29年 5月28日(日)
場所 東京都市大学
内容

「電磁気的手法による鋳鉄の非破壊試験」発表件数4件

第 18回鋳鉄品の超音波試験技術者養成講習会
日時 H29年 6月15-16日
場所 埼玉県産業技術総合センター
内容 座学,実習及び試験(筆記及び実技)
第1回
日時 H29年 7月 21日(金)
場所 本部会議室
内容 1)UT講習会,シンポジウムの開催状況について
2)共同研究の試料作成について
3)話題提供「球状黒鉛鋳鉄のギガサイクル疲労特性」
   (物質・材料研究機構)西川嗣彬
4)話題提供:「球状黒鉛鋳鉄の疲労強度に及ぼす内引け巣の影響」
    (日之出水道機器(株))梅谷拓郎,池田朋弘
第2回
日時 H29年 12月 8日(金)
場所 本部会議室
内容 1)引け巣入り試験片のX線CTの結果
2)共同研究(案)の協議と具体化
3)ETCの研究報告書120の発行・配本について
4)話題提供:「鋳造工場における品質管理」講師:佐藤万企夫氏
第3回
日時 H30年 3月 26日(月)
場所 本部会議室
内容 1)部会の決算・次年度予算について
2)共同研究の進捗についての協議
3)話題提供「球状黒鉛鋳鉄のギガサイクル疲労特性」
   (物質・材料研究機構)西川嗣彬
4)話題提供:「AI技術の活用による監視の高度化~プロセスデータからあらたな気付きを得る~」相馬知也氏(NEC(株))

 平成28年度活動状況

第1回
日時 H28年 7月 14日(木)
場所 東京都立産業技術研究センター
内容

1)シンポジウムの開催計画について
2)東京都立産業技術研究センター見学(東京ロボット産業支援プラザならびに材料試験施設,FSW,金属積層成形など)

第 17回鋳鉄品の超音波試験技術者養成講習会
日時 H28年 11月15-16日
場所 埼玉県産業技術総合センター
内容 座学,実習及び試験(筆記及び実技)
鋳造品の非破壊評価部会シンポジウムおよび第2回研究部会
日時 H28年 11月22日(火)
場所 本部会議室
内容 東京京都立産業技術研究センター
テーマ 鋳造品に使える非破壊試験と評価基準の確立に向けて」
-鋳造品実体での試験・検査技術と品質保証-
講演件数 10件(基調講演2件)
参加者 48名

 平成27年度活動状況

第1回
日時 H27年 7月2日(木)
場所 本部会議室
内容

「レーザ超音波可視化検査技術のご紹介」(林永治氏,つくばテクノロジー(株))

第 16回鋳鉄品の超音波試験技術者養成講習会
日時 H27年 11月11-12日
場所 埼玉県産業技術総合センター
第2回
日時 H28年 2月 8日(月)
場所 本部会議室
内容 「X線残留応力測定装置のご紹介」(野末秀和氏,増井貴氏,パルステック工業(株))

 平成26年度活動状況

第1回
日時 H26年  8月22日(金)
場所 本部会議室
内容

渦電流による鋳造カムシャフトのチル化率評価(矢口修氏,(株)リケン)
オーステンパ球状黒鉛鋳鉄のヤング率に及ぼす熱処理条件の影響(長船康裕委員,室蘭工大)

第 15 回鋳鉄品の超音波試験技術者養成講習会
日時 H26年 11月19-20日
場所 埼玉県産業技術総合センター
第2回
日時 H26年 10月28日(火)
場所 本部会議室
内容 「曲探」というシート状の探触子の実演と紹介(吉野氏,ジャパンプローブ株式会社)
共同研究「鋳鉄の機械的性質」のまとめ(鹿毛秀彦部会長,(有)日下レアメタル研究所)

平成25年度活動状況

第1回
日時 H25年4月11日(木)
場所 本部会議室
内容 平成24年度の総括・平成25年度の活動計画
発表:「小型中性子源システムが拓くモノづくり産業、未来の安全安心」  理化学研究所:大竹淑恵先生
第2回
日時 H25年 7月11日(木)
場所 本部会議室
内容 弾性領域における圧縮・引張り応力下の電磁気特性評価  大分大学 後藤雄治委員
MAT(MagneticAdaptiveTesting)法による鋳鉄の組織評価  東北大学 内一哲也委員
第3回
日時 H25年 11月28日(木)
場所 本部会議室
内容  共同研究試験報告(鹿毛秀彦部会長,(有)日下レアメタル研究所,堀川紀孝委員,旭川高専)
第4回
日時 H26年 3月28日(金)
場所 本部会議室
内容  

増分透磁率法による鋳鉄共同試験片の測定(内一哲哉委員,東北大学)
共同研究報告,鹿毛秀彦(部会長,日下レアメタル研究所)

平成23年度活動状況

第1回
日時 1月26日(水)
場所 日本鋳造工学会 事務局会議室
内容 ・研究部会の全体像について
・平成22年度決算書報告
・平成23年度予算
・第8回 議事録(案)の説明
・第9回 議事録(案)の説明
・研究部会のアカデミックロードマップ
・研究テーマについて
・UT技術者講習会の検定合格証の発行

 

【鋳造品の評価技術研究部会】お問合せ

    お名前 (必須)

    メールアドレス (必須)

    勤務先

    TEL   FAX

    メッセージ本文

     

     メッセージの内容はこれでよろしいでしょうか?
      OKでしたらチェックして送信ボタンをクリックして下さい。