Vol.89 No.11 YFE北陸支部の活動報告

YFE北陸支部は委員数が少ないことから,年間を通じた活動の多くは北陸支部本体との共同開催という形で,講演会や技術講習会,工場見学会,研究発表会を開催しています.本報では,YFE北陸単独で開催している,鋳物教室について,詳細を報告いたします.

 YFE北陸支部では,過去5年間,福井県鯖江市において,子供鋳物教室を開催してきましたが,鯖江市の子供達には鋳物の認知度を向上できたと判断し,今年は石川県金沢市での開催を決定しました.

 (公社)いしかわ環境パートナーシップ県民会議が主宰する“いしかわ環境フェア2017”にブースを設けて,リサイクルが容易で,ニアネットシェイプの造型が可能な鋳造は,エコなものづくりであることをPRすると同時に,鋳物作りを体験してもらいました.

 今年は,YFE北陸のメンバー17名がスタッフとして参加し,2日間で,合計350人程の子供たちにオリジナルのキーホルダーや動物の置物を作ってもらいました.無料ということもあり,行列ができるほどの盛況ぶりで,準備したホワイトメタルの材料が初日でほとんど無くなり,急遽追加で補充をしたほどです.

 これまで,下型造型のみのキーホルダー作りしかありませんでしたが,今年からは3Dプリンタで製作した模型を使用して,上型・下型造型で動物の置物作りも取り入れました.動物の置物作りの,主な工程は以下の通りです.

工程①模型選び

 犬・ペンギン・猫の中から好きな模型を選んでもらいます.

工程②造型工程

選んだ模型に木枠を嵌めて,その中にOBBサンド(油砂)を充填し,木の棒で突き固めて貰います.最初は手が汚れるのを気にする子もいますが,その後は,みんな夢中で突き固めています.後ろで見ている親御さんも興味津々.突き固めが終わったら,枠を慎重に真っ直ぐに持ち上げ抜型して上型を製作します.下型も同様に製作して,上下型の合わせをして鋳型の完成です.

工程③注湯

コンロで溶かしたホワイトメタルをスタッフがオタマを使って注湯します.

工程④仕上・完成

YFE北陸のメンバーが冷却・洗浄して,湯口を切断しペンギンの置物の完成です.引き取りに来た時の子供たちの嬉しそうな顔を見ると,苦労したメンバーからも笑顔がこぼれます.

 初日の夜は,反省会も兼ねて鋳物教室の子供達の話しをさかなに懇親会を開催し,YFEメンバー同士の絆を深めています.今後も多くの子供達に鋳物づくりを体験して貰える様に,年1回のペースで鋳物教室を開催したいと思います.

問い合わせ

明石 隆史
〒924-0011 石川県白山市横江町1484
 (株)明石合銅
TEL : 076-276-5533
E-mail : takafumi(a)akashigo.com *(a)を@に変えてください.