A4判 100頁
価格: 会員2,000円
非会員2,600円
本書は,会誌『鋳造工学』連載中の連載講座「鋳造要素技術概論」から,鋳鉄編のみを1冊にまとめたものです.
各種鋳物の製造プロセスは,様々な要素技術により構成されており,一つ一つが確実に機能しないと,良い鋳物を造ることはできません.そこで本講座では代表的な材料,工法において特に重要と考えられる要素技術に関し技術内容を概論としてまとめました.本冊子は,鋳鉄の鋳造技術において重要になると考えられる7つの要素技術を項目立てて,さらに各項目で重要な部分を2~3つに分けて解説しています.参考文献も含めまして,少しでも皆様のお役に立つことが出来れば幸いと考えております.
【目次】
1 キュポラ溶解の操業方法と省エネルギー技術
2 スチールスクラップ中の不純物元素とそ除去技術
3 誘導炉の溶解効率及び省エネルギー技術
4 生型造型機
5 生型造型機の周辺技術
6 生型
7 有機自硬性鋳型
8 中子
9 自動注湯機
10 凝固・組織制御 溶湯処理技術(接種・球状化処理)
11 鋳鉄の基地組織制御
12 鋳鉄の熱処理及び変形と歪み
13 鋳物の自動鋳仕上げ装置
14 砂処理「生型砂」