原稿募集
『鋳造工学』特集「金属積層技術の最新動向」
編集委員会
3Dプリンター技術は,主に積層を繰り返してCADデータから3次元形状をつくる技術で,Additive Manufacturing(AM)とも呼ばれています.かつてはラピッドプロトタイピング(RP)と呼ばれ,模型の迅速製作に用いられるなど,かねてより鋳造分野とは親和性が高い技術です.近年,3Dプリンターにより鋳型を造型する技術について装置,材料等の多方面で技術開発と普及が進み,鋳造品のより一層の複雑化・高精度化が図られるようになってきました.
PBF(パウダーベッド溶融法),DED(ダイレクトエネルギーデポジション法)と呼ばれる3Dプリンターでは,金属粉末をレーザーあるいは電子ビームで溶融凝固・積層させて金属部材を直接造形する技術ですが,国家プロジェクトが進められるなど技術が進化しています.企業や公設試験研究機関にも導入され,各地域で普及が進み,試作のみならず高付加価値品を中心に実際の製品に使用され始めています.近年では形状の複雑さ,高精度化,緻密性を追うだけで無く,新たな材料の探索も進められています.金属の溶融と凝固という点では鋳造と同じ現象である一方,ターゲットとなる部材は鋳造品と重なる点も多く,将来の展開が気になるところです.
そこで編集委員会では,金属部材の直接造形を中心に3Dプリンター技術の最新技術に関する特集を計画することになりました. 3Dプリンター技術に関連した研究論文・技術論文・技術報告・解説,レビューなどを会員の皆様から広く募集し,会誌の更なる充実を図りたいと思います.奮って投稿して下さいますようお願い申し上げます.
◎応募締め切り
2019年4月10日(水)
◎応募方法
論文(研究,技術),技報,解説,レビュー,その他,3Dプリンター技術に関する内容であればどのようなものでも歓迎します.投稿要領にしたがって原稿をお送り下さい.
投稿規程・執筆要領はこちらに掲載しています.
◎応募・問合せ
〒105-0012 東京都港区芝浦4-15-33 芝浦清水ビル2階
公益社団法人 日本鋳造工学会 編集委員会
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