島根のたたら製鉄を家業とした鉄氏の田部(たなべ)家、その栄華の歴史には日本の製鉄史が凝縮されていました。
 >幕末から明治期にかけての最盛期には2万5000ヘクタール(現在の大阪市と同じ広さ)の山林のほか、田地1000ヘクタール、小作1000戸、牛馬1000頭などを所有していた。当時、奥出雲エリアは日本全体の鉄の需要の8割を賄ったとも言われ、田部家とともに吉田村は企業城下町を形成して繁栄した。(100年ぶりの家業再開から引用)
 しかし、明治以後、欧州から高炉法による製鉄技術が導入されるとたたら製鉄産業はあっという間に消滅し、田部家は製鉄事業を閉鎖決断し関連事業や新事業へ転身。革命的新技術が既存産業に与える破壊的な影響の実例となりました。

たなべのあゆみ 鎌倉時代から現代まで

 https://www.tanabeco.com/history/
 内容: 田部家 略歴、 歴代の当主 など

100年ぶりの家業再興 たたら製鉄を起点に「山」の再生に挑む 田部 長右衛門(田部 代表取締役社長)

 https://www.projectdesign.jp/202106/area-shimane/009452.php
 事業構想Project 2021年6月号 https://www.projectdesign.jp/202106

「田部家750年 たたら製鉄550年 そして島根10年」

 https://tksosho.qwc.jp/tanabetyou.pdf

産経新聞
たたら製鉄100年ぶり操業 雲南、「田部」の従業員らが体験

2018/5/23 07:01 https://www.sankei.com/article/20180523-HTENHFR6QBN5DDS3YXO6JABIOI/