人類が社会生活の中で必要で、鋳造でないとできないものを調べてみました。
分野 | 概要 | 写真例 |
水道 | ポンプケーシング シオノ鋳工 水道や農業用水利や大雨での排水などに活躍するのがポンプ。 ポンプは、水の吸い込み部・加圧し押し出す羽根車・吐出部があり、それらをまとめる構造物がポンプケーシングです。 複雑な立体構造のため、鋳造でしか製造できません。 |
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水道 |
羽根車 辰巳工業 株式会社 水を押し出す部分です。 真ん中に見える穴が羽根車を回転させる軸がはめ込まれる部分。 |
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水道 |
バルブ クボタ 水道網では、加圧した水を長い配管で市内の家庭の隅々まで送水します。 配管工事の際や、水道管破裂の際は、水を止めることが必要です。バルブはそのための装置です。 |
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ガソリンエンジン | ガソリンエンジンの構造 ・ヘッド・クランクシャフト・カバー類 代表的なガソリンエンジンの構造 ガソリンエンジンは、ガソリンを燃焼室に噴射し、空気と混合させ電気プラグで着火・爆発的燃焼による膨張を利用してピストンを押し下げ、それをクランクシャフトを利用して回転運動に転換する装置。 ピストンが上下する円筒シリンダ、クランクを保持する部分、空気を取り込み燃焼ガスを排出するバルブと排ガスルートの部分のエンジンヘッドなどがある複雑な立体構造で、鋳造でしか製造できません。 近年は、軽量化のためにアルミが多用されていますが、鉄製のものや鉄部品も多く使われています。 |
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油圧部品 | 油圧pump 川崎重工 油圧部品がパワーショベルなど建設機械や農業機械を動かしています。油圧ポンプが圧力を発生。ギア・ベーン・ピストンの3種あり。油圧モーターは、油圧ポンプとほぼ同じで逆に動作
油圧ポンプとは?種類・仕組み・特長の基本を解説油圧は、圧力を発生させるポンプ、流れを制御するバルブ、圧力を仕事に変換するアクチュエータと流路で構成されています。 油圧の豆知識(油圧装置の構成と作動の仕組み) |
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油圧部品 |
油圧部品油圧バルブ 川崎重工 油圧ポンプと、前進後退・旋回・ブームの延伸引き込み・バケットで土を掻きとる・排土機能を担うアクチュエータとの間で、制御をこれ一つで行う多目的マルチコントロールバルブです。 高圧がかかる内部には複雑な油通路があります。 |
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マンホール | 浮上防止機能付きマンホール蓋 道路を使用する水道・下水道を重量トラックの通行にも耐えて守ります。伊藤鉄工 ●マンホール内部からの高水圧によって起こる蓋の外れを防止する浮上防止型の鉄蓋です。 ●自動ロック機構によりイレギュラーな蓋の開閉を防止します。 |
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射出成型 |
射出成型の金型とは モノマドより引用紹介 金型を構成するうえで最も重要な2つの金型部品にコア、キャビティーがあります。コアは雄型キャビティーを雌型ともいいますが、 例えばテレビのリモコンの場合、操作する表面側がキャビティー、内側の製品として見えない部分がコアとなります。この金型部品は、射出成形品の外観や形状に直接作用します。 コア(雄型)可動側型板に設けられます。成形品を金型から取り出す突出装置をイジェクタピンと言います。コアにはイジェクタピンを突き出す穴が設けられるのが一般的です。金型が開きはじめると、成形品はコアに貼り付いていますが、金型が完全に開いた後、イジェクタピンにより金型から取り出されます。また成形品内側から取り出しを容易にする為,キャビティーの角度以下のテーパ(抜き勾配)をつけなければなりません。 キャビティー(雌型)固定側型板に設けられます。成形品の外観を大きく左右する為,キャビティーは傷のないよく磨かれた表面に仕上げる必要があります。場合によっては鏡面仕上げや,クロームメッキを施す場合もあります。また金型から成形品取り出しを容易にする為,可能な限り大きなテーパをつけなければなりません。 |
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船のプロペラ |
船はプロペラで進みます。現代の船は巨大化が進み、26万トンで長さが458mも。これを動かすためのプロペラも巨大で、右の図にあるように人が小さく見えるものとなりました。 |
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電動工具 |
身近に大工道具として使われているインパクトドライバーなどの電動工具にはダイカストが利用されています。 多くは、アルミダイカストで製造。 入れ子:メインの金型だけではできない空間部をつくるため型内部で出し入れできる部品。充填後に型内部で引き込んで製品を抜き出せるようになっている 金型の入れ子とは何?入れ子構造にするメリットを紹介! |