AIが皆が使えるようになった。発表当初は、どうやったら手に入るのか不明だったが、2025年1月現在では少なくとも2つのAIがだれでも無料で利用できるようになった。
AI利用の検索や基礎的な調査
Microsoft Copilot が、Win11では標準添付され独立アプリになりだれでも無料で利用できるようになった。
google スマホ では gemini が無料アプリとして公開された。まだPC版は出ていないようだが、今後公開されるだろう。
文章作成の note (ブログサービス)が、googleと提携したと。2025年2月からはAI利用した文章作成サービスを開始するという。
私も、最近色々調べる場合に、googleやEdgeの検索と並行してCopilotに問い合わせるようになってきている。
新しい分野や知らないことでは、初期調査に大きく役立つことを実感しているが、まだ7割程度の信頼度に思える。
科学技術分野での上記2つの質問への回答のレベルは、かなり高く参考文献の提供も含めて、Web検索より総合的にまとめた短文報告になっているので使いやすい。
試しに Copilot に下記の質問してみたのでその AI回答を掲載する。そのレベルの高さには驚く限りだ。
回答: 鉄-炭素平衡状態図(Fe-C状態図)は、鉄と炭素の合金の組成と温度に応じた相の変化を示す図です。これにより、鋼や鋳鉄の製造と熱処理における重要な指針となります。以下に鉄-炭素平衡状態図の主要な特徴と相について説明します:
主要な相
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オーステナイト(γ相):
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高温で安定する面心立方構造の相。
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鉄と炭素が固溶した状態。
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フェライト(α相):
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低温で安定する体心立方構造の相。
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鉄に少量の炭素が固溶。
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軟らかくて延性が高い。
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セメンタイト(Fe₃C):
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化学式Fe₃Cで表される化合物。
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硬くて脆い。
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パーライト:
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フェライトとセメンタイトが層状に交互に配列した微細構造。
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中程度の硬さと靱性を持つ。
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主要な変態点
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共析点(723°C, 0.8% C):
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鉄-炭素合金が共析反応を経て、オーステナイトがパーライトに変わる温度と組成。
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共晶点(1147°C, 4.3% C):
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液体状態の鉄-炭素合金が共晶反応を経て、オーステナイトとセメンタイトに変わる温度と組成。
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変態温度:
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鉄-炭素合金の加熱または冷却中に、相が変態する温度(例:オーステナイトからフェライトへの変態温度)。
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図の説明 (注:図は表示されなかった)
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横軸は炭素の重量百分率(0%から6.7%まで)を表し、縦軸は温度(室温から約1600°C)を示します。
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状態図には、液相、オーステナイト相、フェライト相、セメンタイト相などの相領域が描かれています。
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各領域の境界線は相変態の温度と炭素組成を示します。
応用
鉄-炭素平衡状態図は、金属材料の選定や熱処理プロセスの最適化に使用されます。例えば、硬化処理や焼入れ・焼戻しなどの工程は、この図を基に行われます。
さらに詳細な情報や具体的な質問があれば、どうぞお知らせください!
引用終わり
※ 今回参考文献の提示がなかった。他の質問では多数の参考文献とそのURL参照があったのとは異なっていた。
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AI利用の動画作成
検索以外でも、Xやニュースなどを見るとAI利用して動画作成したなどが続々と登場している。モデルが行う動作をスーパーモデルが行ってるように作るとか、テーマを与えるとそれに沿ったストーリードラマを作ってくれるなど、今後は動画といえども真実なのか、AIによる創作なのかを見極めることが必要になるようだ。