鋳造では大型部品となる舶用エンジンやプロペラ・船内用クレーンや各種油圧機器などを用いる造船業、大正6年(1917年)に設立された三井造船(玉野造船所)の100年史が、ネットで公開されている。
内容は、膨大で782ページの電子書籍である。
中国四国の造船のリーダーとなり、さらにその鋳造部門である三井ミーハナイトも鋳造技術リーダーの一つだったのがこの造船所だ。
第1次世界大戦(1914年~1918年)の中で設立され・第2次世界大戦・戦後の成長・中国韓国の成長による苦境を経てトランプ関税問題に直面している現在、100年の歴史をたどれることは意義深い。
目次部分を引用する
- 社長ごあいさつ
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概説編
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第1章 造船草創期と事業の発展 1917年(大正6)~1945年(昭和20)
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第1節 第一次世界大戦と造船部設立
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第2節 舶用ディーゼルの技術導入と開発
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第3節 化学工業装置分野への進出
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第4節 金融恐慌からの脱出と発展
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第5節 玉造船所の設立と戦時体制下の生産
- 第6節 事業業績
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第2章 戦後復興と経営基盤の整備 1945年(昭和20)~1960年(昭和35)
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第3章 高度成長と船舶の大型化 1960年(昭和35)~1973年(昭和48)
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第4章 造船構造不況と事業体質の変革 1973年(昭和48)~1989年(平成元)
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第5章 激変する環境、存亡を賭けた戦い 1989年(平成元)~1999年(平成11)
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第6章 事業構造改革と経営改革 1999年(平成11)~2008年(平成20)
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第7章 新・三井造船創生 2008年(平成20)~2017年(平成29)
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部門編
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資料編