既に、AIが遠くのものではなくなったようだ。
MicrosoftはCopilot, GoogleはGemini をそれぞれ無料公開している。利用者が激増し利用経験がある人がどんどん増えている。
これまでは調べるは ググル だった。 一部の人は既に調べるは Geminiに頼むようになっているようだ。

企業で導入しているAIの利用では、下記の表彰がある。

日経BPが下記表彰を発表 https://www.nikkeibp.co.jp/atcl/newsrelease/corp/20241219/

「生成AI大賞2024」、受賞結果を発表 グランプリは名古屋鉄道株式会社、他7団体が受賞

2024年12月19日

 日経BP(本社:東京都港区、社長CEO:井口 哲也)が発行する経済・経営メディア「日経ビジネス」は、一般社団法人Generative AI Japan(所在地:東京都多摩市、代表理事:宮田 裕章、以下「GenAI〈読み:ジェナイ〉」)と共同で、生成AIの優れた活用事例を表彰する「生成AI大賞2024」を開催し、2024年12月18日の最終審査会でグランプリに名古屋鉄道株式会社を選出しました。特別賞としてUbie株式会社、弁護士ドットコム株式会社が決定しましたのでお知らせいたします。

 本年初開催となる「生成AI大賞」は、9月上旬から10月上旬までの約1カ月間にわたり日本国内に拠点を有する団体(企業・自治体・学校等)の募集を受付け、139件の応募が寄せられました。生成AI分野の有識者で構成された審査委員会が厳正な審査を実施し、グランプリを含む8件が表彰されました。

以下省略

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先日、AIの利用の仕方の講演を聞いた。どんどん実用化が進み多くの人が利用を開始していると。代表的な利用方法を順不同でご紹介

1.下調べに使う 7-8割は当たっている(全面的に信頼はできない)
  最初の回答に対して、次々に追加質問することで、よりレベルが高い内容になってゆくという学習効果がある。
  通常、下調べに多大な調査時間を使っているので、この時間が数秒になるのは知的生産性には大いに役立つ。

2.提案書や企画書、お客様へのお願い文書などの起草案を作成させる
  これも既にかなりの企業が利用している。入れたい内容を記載すれば、企業特有の文章になり見破られることは少ない。

3.HTMLなどのプログラム文を作らせる
  既に、多くの人がサンプルプログラム作成に効果ありと。
  ちなみに、テキスト文をP要素のHTMLに、行頭は2文字空白入れて作ってと依頼したら、即座に作成してくれた。
  WordPressでは、テキストを貼り付けるとdiv要素のHTMLにしてしまうので、読みにくく行間が詰まるので、AI利用して貼り付けるとうまくいく。

4.有料バージョンでは
  企業の技術文書・技術マニュアル・品質不良記録・クレーム履歴、などを読み込ませて社員に検索やそれを利用し品質改善対策書立案に利用できるようにした会社もあるという。
  これまでは、過去の技術・品質情報・品質不良と対策書の蓄積が膨大になると、調べる時間が取れずに技術者は利用しなくなる(利用できなくなる)現象があったという。これを解決できる画期的な方法だと。
  ただ、この場合は企業の機密をどう保持するかは新しい問題だ。AIシステムはシステム会社のサーバーの中にあり、企業の資料がそちらに持ち出されることになるためで、契約的には他者に利用させないなどの守秘義務契約を結ぶことになるというが、どの程度信頼できるのかは疑問が残る。

5.会議議事録の自動作成に利用
  これも、既に多くの企業が利用している。特に参加人員が少ない会議で、発言者が少ない場合は、発言者と発言内容を文字化し、さらに会議のまとめや要約、結果要点まで自動作成してくれるので、残業が無くなったという報告も参加者企業からはでてびっくりした。
  機器としては、マイクとメモリー一体型のカードほどの大きさのものまで出ていて、それで記録してAIに掛ける方式もあるという。鮮明な音声記録と大容量メモリーがカギとなる。
  ただ、大きな会議などでは、発言者の特定が難しい場合があり、発言者はマイクで行うことが必要だろう。
  ZoomなどのWeb会議システムでは、この機能が標準としてついてくる時代になったようだ。

6.今後は、ロボットの動きにAIを入れて賢いロボットにすることが進みそうだという。