デパートに行くと、沢山の美しいお皿が飾られています。美しい絵柄の丸いお皿や角皿などもあります。同じ寸法で同じ絵柄のものをどうやって大量に作るのでしょうか?

調べてみたら、なんと素焼きの通常の丸い回転形状のお皿はろくろイメージの「練った陶土をローラーマシンで成型」で作るけれど、非定型の角形などのお皿は どろどろの陶土を「石膏で作った型に圧入」して成型するのだそうです。

株式会社山一のHP https://www.c-yama1.com/maker.htm

から、製造工程の一部を引用でご紹介。

皆さん、陶器がどのようにして作られるのか、ご覧になった事がありますか?
きっと、職人さんがロクロの前に座ってロクロの上の粘土の固まりを手で挽くと
まるで手品のようにお茶碗や湯呑みや花瓶などが出来上がる・・・・・
そんなイメージをお持ちではありませんか。でも、今では機械化が進み土練りから成形
絵付け等、かなりの部分で機械化が進んでいます。窯も「トンネル窯」、「シャトル窯」
あるいは「ローラーハース.キルン」等が主流となり一つの窯で日産数万個の
生産をあげています。このページでは最新の製陶技術をご紹介したいと思います。

圧力鋳込みの様子

形を作ります
(鋳型の一種)

圧力鋳込みと呼ばれる成形設備です。
ロクロでは出来ない、楕円型とか三角形とか変形物を作ります。
鋳型は石膏で作られていてその中に液状の陶土を圧力で注入します。
液状の陶土の水分は石膏に吸い取られ陶土は堅くなります。
写真ではそれを型から取り出しています。

サイトの記事によると、陶土を練り、お皿を成型したり変形ものを鋳造したり、素焼きしてから模様を印刷し、釉薬をかけてさらに焼成し、ものによってはさらに上絵を書いて製品にするそうです。

鋳物の鋳仕上や機械加工で最終の機械部品にするのにも似ていますね。