鋳造CAE講座(初級・中級)開催経緯
2025年7月4日(金)10:00-12:00にひろしま産学共同研究拠点3階にてデジタルモノづくり塾・鋳造CAE講座(初級・中級)合同キックオフイベントが開催されました。本CAE塾はひろしまデジタルイノベーションセンター主催の元、日本鋳造工学会中国四国支部協賛で開講しました。
このCAE講座開設の経緯は広島県内の鋳造企業にアンケートしたところ、鋳造CAEを3/4の企業が保有しているものの、その保有している企業の中でも、3/4は少数しか使用していないとの実態から、スタートしたものです。
これまで以下の様な経緯を経て、今回のイベントに繋がっております。
・2023/8/30 鋳造CAEの活用事例紹介・セミナー…先進企業のCAE取り組み事例紹介と県内のネットワーキング
・2023/11/10 鋳造CAE利用促進の施策フォーラム…カリキュラム内容などについての意見交換
・2024/2/5~6,2/26 鋳造CAE塾・トライアル(初級)…CAEソフト体験実習(9名)
・2024/7/3~2025/3/5 鋳造CAE塾・立ち上げ(初級+中級)…初級7名、中級3名
鋳造CAE講座(初級・中級)の概要
期間:2025年6月~2026年3月
初級コース
・鋳造CAEソフトが使えるようになることドリルを用いた解析&自社製品の解析
・解析結果が理解できること分析や評価に関する仮説を立てること
中級コース
・自社課題の解決活動を通じて,CAEを用いた課題解決プロセスを立案/実行できるようになること
・現場現物と鋳造CAEの結果との関係を理解できるようにすること
合同キックオフイベント
開催に当たって、事務局から本CAE塾の開設までの経緯&狙いを説明した後、日本鋳造工学会中国四国支部 中尾支部長より、CAEの重要性について、マツダ(株)にて工場管理者であった頃の苦い思い出、嬉しい思い出を語り、参加者への激励を行いました。
その後、講師&アドバイザー、受講者の自己紹介をした後、受講者の緊張感を解すためのオリエンテーリングを行い、これから約10か月間の研修イメージを持ってもらいました。この研修でCAEスキルを身に付け、鋳造技術発展のために世界に羽ばたくエンジニアになって頂く事を祈念しています。
講師から研修イメージをを聞く、受講者
参加者による記念撮影