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パワー半導体 故障事例 山形新幹線故障原因と

鋳造で利用される電気炉では、大電流を使うためにパワー半導体を利用しています。
新幹線も大電流を扱うためパワー半導体を利用して、その事故例の報告があったのでご紹介。

Yahooニュース:JR東日本は、故障の調査結果も発表し、原因は補助電源装置の半導体素子と基盤の相性により想定よりも高い電流が流れていたことが要因だったと

JR東日本 故障原因公表 PDF https://www.jreast.co.jp/press/2025/20250722_ho01.pdf

 

山形新幹線E8系の故障原因判明、半導体素子が過電流で破壊 気温も影響

木崎 健太郎

 

日経クロステック/日経ものづくり

有料会員限定(無料公開部分を引用紹介)
 山形新幹線のE8系車両に集中して発生した故障は、半導体素子の製造時期によって特性が変化したためだったことが明らかになった。JR東日本が2025年7月22日、故障原因について公表した。

 E8系車両は2025年6月17日、東北新幹線の宇都宮~那須塩原駅間を回送列車として走行していた編成のほか、小山駅停車中だった「つばさ136号」、郡山駅停車中であった回送列車、山形新幹線の福島~笹木野駅間を走行中だった「つばさ139号」の計4本の編成に故障が発生した。さらに同6月30日には、東京新幹線車両センターに留置中の編成でも故障が確認された。

 いずれも補助電源装置に異常があった。これらの車両は、JR東日本が保有するE8系全11編成(各7両)のうち、2024年10月以降に竣工した5編成の全部(第7~第11編成)。夏季を迎えるのは初めてだった。

 JR東日本によれば、補助電源装置に使われた電力変換用のパワー半導体素子について、第7編成以降分はそれ以前のものと特性が少し変わっていた。これにより誤動作が発生、その影響が連鎖して最終的にはモーターを駆動する電流が停止した。

 
E8系補助電源装置の半導体素子
左が壊れたもの、右は正常なもの(写真:JR東日本)
 

 

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