鉄製品で男性が毎日よく使うものの一つが、ひげそり用のカミソリ。
ひげとひげそりの科学?の記事から一部をご紹介
https://groomingclub.jp/shaving/1021
ひげの強さは、黄銅と同じくらいだと。
カミソリの板厚みは0.08mmが多いそうですが、その先端は鋭く研磨されて薄く、髭剃るとショックで曲がるとか欠けるとかしそうですね。
ひげは、水分を含むと強度が乾燥時の1/2~1/3に低下するそうです。
カミソリでひげをそるときは、ぬるま湯で濡らしてからがお勧めだそうです。
髭が伸びる時間帯ですが朝の6時~10時くらいが一番伸びるので、夜お風呂で髭剃るより、朝がお勧めと。
工学的には、刃先が気になります。
ステンレスの薄板を、荒研削、細研削、微細研削(刃先)と、角度を付けながら尖らせて刃をつけるそうです。
カミソリの刃の薄さは0.08mm
カミソリの刃先は、いったいどのくらいの厚みがあるものなのでしょうか。有名メーカーのカミソリのステンレス鋼の刃先を調べてみると、両刃や二枚刃は0.08~0.1mm厚が標準で、インジェクターは0.5mm厚、最も厚い片刃でも1.3mm程度です。
ヒゲに接する刃先は、10万分の1mmという気の遠くなるような薄型で、そのあたる刃先を750枚分重ねると、やっと新聞紙の厚さになるといわれています。
また、刃先の角度についても、さまざまな研究がおこなわれてきました。
例えば、0.1mm厚のステンレス鋼板に20度の刃を付けるとします。この時の刃面の長さは0.28mmとなります。日本人のヒゲの平均直径は0.08mmと言われますので、0.28mmの長さの刃面でヒゲを剃ろうとすると、刃面はヒゲの直径の3倍以上になり、摩擦幅が大きくなって切れ味が悪くなります。
切れ味をよくするためには、刃面の長さがヒゲの直径にあたる程度に調整していきます。刃先の角度・刃面の長さは、各メーカーによって異なりますが、刃先の角度が16~24度程度、刃面の長さはヒゲの直径の1/4、0.02mmぐらいが標準です。
その刃先も3つの面にて構成されており、天より荒研削、細研削、微細研削(刃先)の研削角度により鋭利で耐久性の高い刃先になっており、刃先にスパックリングと呼ばれる硬質金属の層をコーティングし一層の耐久性を有し尚かつポリマーコーティングを溶着し刃と髭の剃る時の摩擦を減らしソフトな剃り味と長切れを同時に得る工夫にしてあります。
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