鋳物の製造では、溶解金属を流しいれるため、製品に流しいれる部分(堰:セキ)や湯道など、製品以外の部分も一緒にできます。
そうした部分を折り取ったり、切断し、削り取ったりすることが必要になります。
また、上型と下型との境目に入り込んだ湯が固まったバリも除去必要です。
こうした作業が仕上げ工程です。
企業でこうした仕上げ作業例をHPで報告しているサイトをいくつかご紹介します。
株式会社シオノ鋳工 仕上げ作業@京都
【仕上作業】製品の不要な部分を除去する作業
製品に残ったバリやその他不要な部分を削る、切る、磨くという仕上げの工程です。
3~4種類あるグラインダーという機械を用い、製品をきれいにしていきます。プラモデルでいうなら使うパーツとそれを固定している枠などを切り離し、不要部分をニッパーなどで切って取り除く作業にあたります。
技術の度合いによって、仕上がりの良さと、作業時間の長さに差が出ます。シオノ鋳工では担当した人によって差がでないよう勉強を重ねていますが、人の手によって仕上げを行いますので、やはり最終的には熟練度が大切になります。
この段階でほぼ最終工程ですので、お客様に提供できる状態に仕上げるため、良品か不良品かを見極めることも重要です。
大型鋳物仕上げ部門 有限会社 興和@長岡市
https://www.chuzou.co.jp/finish/