2024/06/08 18:30 ~ 18:56(土曜日) テレビ朝日の「1泊家族 世界が絶賛!刀鍛冶ファミリー」では、世界が絶賛する刀鍛冶ファミリー▼ママは世界で唯一の女性職人!灼熱の炎と向き合って12時間ぶっ通しの作業も…貴重な包丁作りに密着▼100年使える包丁(秘)切れ味に感激

という内容で、一本が1-数万円する日本刀と同じ作り方をする包丁作り職人家族を放映。

Ameba 1泊家族「世界が絶賛する包丁職人」

一本が万円になる包丁は、3代使えるということでしたが、その切れ味は驚異的。
番組では、水に浮かべた大葉を包丁で叩き切る映像がありました。

たたらで製鉄した玉鋼を使い、炭を熾して真っ赤に焼いて鍛造。7回折り返してから、鍛造で大まかに包丁の形にしたあとで、日本刀の刃紋を作るのと同じ「焼刃土」(やきばつち)を付けて、真っ赤に熱した炭で高温にしてから水に入れて焼き入れると。
この熱処理で、刃の先端が固くなり、峰の部分は柔らかく折れない包丁になるのだと。

受注は1年半分あるけれど、購入必要なもの多く経営は楽ではないそうです。

 

日本刀の作り方では、名古屋刀剣博物館

で、解説がありました。一部を引用でご紹介します。

以下は、名古屋刀剣博物館のページのトップ部分。

日本刀を作るには、多くの工程を経ますが、そこにはかつての刀匠達によって確立された技術が多くあります。この技術のなかには刀匠の感覚のみならず、科学的な知見に基づいて発展してきたものも。そして日本刀の材料である鉄(鋼)は温度を高くすることで変形しやすくなったり、組織が変化したりしますが、ここには科学的な観点が存在。作刀工程において800℃程度に熱した鉄を水の中に入れ、急激に冷やす工程を「焼き入れ」と言いますが、この焼き入れにおいて重要な役割を担っているのが「焼刃土」(やきばつち)と呼ばれる物。この焼刃土の役割を知るためには、熱によってどのように鉄が変態するのか、という科学的な知見が必要なのです。そこで、焼き入れによって鉄がどのように変態するか、そこで焼刃土がどのような役割を果たしているのかを解説していきます。