まだまだ多くの人にとってDB(データベース)は、敷居が高いようだ。
最近、MicrosoftOffice365が標準仕様になってきた。従来のHome用Officeでは、DBのAccessは付属しておらず、追加購入が必要だったが、Office365ではAccessが標準でついてくる。
今年の最後のお仕事は、年賀状の作成だが、これが意外に難物なのだ。
年賀状作成アプリでは、いくつかの有名なものがあり、私はその一つを利用しているが、
宛先管理(氏名・住所・送り主氏名・訃報の有無、最近はやりの賀状廃止の有無、住所変更や不達の記録)、などなどに加えて過去の賀状の発信・受信履歴の確認など、事前準備が必要だ。
アプリの表示画面では、項目数が多すぎて表示困難。
そこで、データをCSVに出力して一覧にすることになるが、今度は表示項目数が膨大で、空白ばかりの項目も多く、見るのが困難だ。エクセルの機能利用して、都度必要な部分だけにすべく「表示・非表示」にするのも面倒だ。
ここで活躍するのが、Accessにリンクして(データを取り込まずに、Accessの機能を利用して覗き見る)必要項目や必要な行だけを表示させる、というもの。
これで、先ほど述べた部分を一覧表示し、並べ替え、できたものをコピーしてエクセル(CSVから通常のエクセルファイルに変換し)にシート追加し、
それを眺めながら、送る・送らない・の判断を行うことができた。
使ったAccessの機能 全て ドラッグ&ドロップで操作できる
1.外部ファイルにリンクしテーブルに 最初の行のセルを項目名とする DB機能利用スタート
2.クエリーデザインで、テーブル指定する
3.自分に必要なように列の並び順を決めその順番で項目選択して抽出する
4.行の抽出条件を設定し、不要な行を表示させず、必要行だけを表示させる
5.行のソート順を設定
6.できた表をエクセルの新しいシートに貼り付け必要なコメントなどを追加し検討する
これで、欲しい情報一覧と送り先の検討ができた。
データベース機能がドロップ&ドロップで簡単に使えることの便利さを実感できた。
このような操作は、実は技術者や営業などが、仕事の中で扱う情報取り扱いと全く同じであることは、ご理解いただけるだろう。
元データに触ることなく、内容をDBという便利な機能を使って、選択して検討することができれば実に便利なのだ。

