SNSのXに下記のような投稿があった。
日本の河川は、世界的には「滝だ」とも評されるという。短い川が急峻な山を源流とし、台風や梅雨や大雪の雪解け水が滝のように流れ下り、過去何度も大洪水を起こしてきた。
一方世界の大陸では、日本のような台風や梅雨がなく高低差が少ない大陸をゆったりと流れる河川が多い。
ただ、最近の気候温暖化で空気中の水蒸気量が増加し、大雨による洪水が起こるようになったというがまだ日本ほどの暴れ川ではないようだ。
大陸の中国の西部はインド大陸が中国側にめり込んでヒマラヤ山脈につながる地球のシワがあり、高い山が多く大雨が降ると日本の河川のような洪水が起こる地域のようだ。黄河は上流が黄砂地帯で細かな土砂が川を埋め尽くすため川床が上がり歴史的に大洪水多発、広い川幅の両側に高い堤防が作られている。
そのため、日本では伝統的に為政者の仕事は河川洪水対策であった。
武田信玄の信玄堤や岡山池田藩の百間川(旭川の洪水防止の洪水逃がし川掘削新設と新田開発)などが有名だ。
江戸幕府は、江戸の大洪水防止のために利根川の出口を江戸から千葉県犬吠埼に付け替える大工事を行った。
川の両側には高い堤防が築かれていて風物詩にもなっている。桜を植えて(見物客が踏み固めることを期待?)春の桜まつりも各地で有名だ。
川の特徴を示す図表をいくつか紹介する(ネット X添付されていたもの)

出典: https://pbs.twimg.com/media/HBai4XMbcAMcgIp?format=jpg&name=small

出典:https://pbs.twimg.com/media/HBaLGGgbcAYdrhP?format=jpg&name=900×900

出典 国土交通省 https://www.mlit.go.jp/river/pamphlet_jirei/bousai/saigai/kiroku/suigai/suigai_3-1-2.html
この説明図をみると、日本の川が「滝だ」というのが実感が湧きますね。
メコン川の下流に位置するタイの首都バンコックでは、川の両側に堤防がありません。街を歩いていると同じレベルで突然メコン川に出会って驚いたことがあります。
洪水期には、自然に川の水位が上がって街中に静かに水が広がるという。人々は水の中を歩いているそうです。
日本では、河川堤防や水防やダム建設の必要性から建機の需要があります。建機には鋳物部品が心臓部にたくさん使われていますね。
日本の土木技術者が日本の河川防災を語る
https://x.com/festiva1202/status/2023730175993934254
ふぇー@道
@festiva1202
ヨーロッパの河川を見た女性が、
「ヨーロッパの川は堤防がなく、道から川の美しい水面が見える。自然を壊すダムもほとんどない。ヨーロッパの人たちは自然を愛し自然と共生しようとしている。
それに引きかえ日本はどこもかしこも高い人工的な堤防だらけで自然を破壊し、山にはどこもかしこもダムだらけにして自然を破壊している。
日本ほど自然を徹底的に破壊している国は見たことがない。
今からでもダムと堤防は撤去して本来の自然の姿に戻すべきだ。」
と書いてあるのを見て土木技術者の端くれである私は頭に来てしまった。
ヨーロッパは日本のような梅雨や台風や豪雨がない。
なので河川の氾濫リスクが低いので高い人工的な堤防は確かにほとんど見られない。また山岳も少ないのでダムを多く必要としない。
そして日本の河川は明治時代に日本に来たオランダの技術士ヨハネス・デ・レーケが言ったように、日本の川を見て、「これは川ではない、滝だ」と言ったように、大雨が降ると山から滝のように大量の水が河川になだれ込んでくる。それを防ぐために水を貯めて水量を調整するダムと高い堤防が人々の命や財産を守るために必要不可欠になる。
そうした日本の国土の特徴も理解せずに、
欧米は自然を大事にしている。
日本は自然を破壊しまくっている。
と短絡的に言われると、水害で大勢の死者が出ないよう頑張っている土木技術者にしたら自分たちを悪のように言われてやるせない気持ちになる。
この女性は多くの被害者を出した伊勢湾台風や大東水害訴訟などの数多くの水害の歴史を知らないんだろう。
最終更新
午後9:04 · 2026年2月17日

