経済産業省素形材室より、鋳造工学会本部役員へ下記の提案がありましたので公開します。
ご希望のある方は提案よろしくお願いします。
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Subject: (情報共有)SBIR制度を活用した素形材産業の検査工程自動化の技術開発支援について

鋳造工学会 神戸様

いつもお世話になっております。素形材室飯沼です。

国のSBIR制度の中で、素形材産業の検査工程の自動化をテーマとしたFS調査・研究開発を支援するプログラムが新たなテーマになりますので、情報共有させていただきます。
(補助上限:2000万円(定額)+1億円(2/3補助))
具体的な研究開発課題の詳細は5月上旬に公表、5月下旬までの公募受付というスケジュールです。

SBIR制度の概要(一気通貫型等の補助上限額など)
   https://www.nedo.go.jp/activities/ZZJP_100205.html

2024年度「SBIR推進プログラム」(一気通貫型)に係る公募について(予告)
 ・公募対象となる予定の研究開発課題
   5 素形材産業の製造現場における目視検査等の自動化技術の開発
   https://www.nedo.go.jp/koubo/CA1_100458.html

問題意識としては、鋳造企業(****さんや*****さん等)の工場を訪問させていただいた際、生産工程の省力化や自動化は一定程度進んでいるものの、
 ・検査工程に関しては発注側との保証の関係もあり、目視検査が必須で省力化が難しいといったこと、
 ・鋳物が重いので検査用机に移動するのに補助装置を使っていること、
 ・各人や熟度によっても勘所が異なる(例えば、女性の方が作業に向いている)

といった課題があると伺いまして、この工程の省力化・省人化に貢献できるような何らかのツール開発ができればということで、素形室から打ち込んでいったものです。

鋳造企業が自社工場内のみに裨益するような実証・研究ということだと支援対象になりませんが、例えば、シーズがあるスタートアップやシステム系ベンチャーの会社と組んで実証などをやって、横展開可能な装置やソフトウェアのアウトプットに結びつけるような取り組みがでてくれば望ましいと考えています。

鋳造協会の鈴木専務にもご連絡しておりますが、工学会の大学、大学発ベンチャーなどでこうした領域に関心あるような方がいらっしゃれば、前広に宣伝いただきたく、よろしくお願いいたします。
必要あれば、工学会の会合などの機会に素形室からお話することでもまったく構いません。

よろしくお願いいたします。

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経済産業省
製造産業局 素形材産業室
 室長補佐 飯沼 薫也
 Mail:iinuma-masaya@meti.go.jp
〒100-8901 東京都千代田区霞が関1丁目3番1号
 Tel 03-3501-1063 Fax 03-3501-6799
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