銑鉄鋳物の鋳造現場では、単品大物製造のフラン樹脂利用砂型と、量産用の生型(粘土系添加物と水分添加)の2方法があります。

前者では、日本の洋式高炉発祥の北九州日本製鉄の高炉生産を支援する製鉄機械の部品製造や鉄を利用した各種鉄製品の製造からスタートした鋳物産業が育ちました。
高炉があった北九州戸畑地区にある戸畑鉄工株式会社の製品紹介HPには、各種鋳物製品の美しい写真紹介があります。

戸畑鉄工株式会社 沿革
 1946年7月 福岡県北九州市戸畑区沖台に於いて、鋳造製品の製造及び機械加工の一貫工場として発足する。

部門としては、鋳造・機械加工・ロストワックス(精密鋳造)・品質管理 があるそうです。

製品紹介ページ https://www.tobata-iron.co.jp/products/

一点物の鋳造品を熟練の技で生産

鋳物造りは、創業時から続く当社のメイン事業です。耐熱性・耐摩耗性に長けた高品質な鋳造品を設計から納品までオーダーメイドで対応いたします。中でも、切削性に優れたFC150~350のねずみ鋳鉄、及び耐久性を追求したFCD400~700のダクタイル鋳鉄を得意としています。大型鋳造にも対応しており、500kg以上~最大20トンまでの対応が可能です。