研究室集合写真

研究室集合写真

左から鋳物表面硬化装置,摩擦圧接装置,圧力制御通電圧接装置

左から鋳物表面硬化装置,摩擦圧接装置,圧力制御通電圧接装置

1.研究室名 大阪大学 接合科学研究所 藤井研究室
2.所在地

〒567-0047 大阪府茨木市美穂ヶ丘11-1
TEL:06-6879-8643 FAX:06-6879-864

3.研究室URL

http://www.jwri.osaka-u.ac.jp/~dpt9/

4.連絡先メールアドレス

fujii(a)jwri.osaka-u.ac.jp
*(a)を@に変えてお送りください

5.研究室の概要

 鋳鉄の新規固相接合法の開発に取り組み、接合圧力によって接合温度を正確に制御できる通電圧接法を提案している。当該接合法は鋳鉄同士の接合及び鋳鉄と他の金属材との異材接合に適用することができ、接合部における脆弱な変態相や黒鉛変形層の形成を抑制できることに加え、数秒で接合を達成することができる。この他、約900HVの表面硬化層を得ることができる摩擦攪拌プロセスを用いた鋳鉄の表面硬化技術、鋳鉄と鉄鋼材料の摩擦攪拌接合及びアルミニウム合金中に発生する気泡の除去方法などに取り組んでいる。

6.キーワード 固相接合、片状黒鉛鋳鉄、球状黒鉛鋳鉄、鉄鋼材料、アルミニウム合金
7.研究室の人員構成

教授:藤井英俊      助教:山下享介
特任教授:潮田浩作, 椋田宗明   
招聘教授:富士本博紀,特任准教授:森貞好昭,特任講師:青木祥宏,三浦拓也
特任研究員:釜井正善,Abhishek SHARMA,研究員:小倉卓哉,鍵谷圭
事務補佐員:越野恵子,近藤亜弥子
ドクター学生:9名,マスター及び学部生:8名

(2014年4月現在)

8.所属学会 日本鋳造工学会/日本金属学会/鉄鋼協会/溶接学会/軽金属学会/軽金属溶接学会/日本マイクログラビティ応用学会
9.鋳造技術関連の
  主な研究テーマ

・ 鋳鉄の固相接合技術の開発
・ 摩擦攪拌プロセスによる鋳鉄の表面硬化技術の開発
・ 鋳鉄と鉄鋼材料の接合
・ 超音波を用いたアルミニウム合金中の気泡発生抑制
・ ポーラス金属の作製
・ 高強度と高延性を両立する鉄鋼材料の開発
・ 溶融金属によるセラミックスの濡れ性の評価
・ 溶融金属の表面張力、密度、粘度の測定

10.鋳造関連の
  主な研究設備,装置

圧力制御通電圧接装置
摩擦圧接装置
線形摩擦接合装置
摩擦攪拌接合装置
鋳物表面硬化装置(パーライト系、フェライト系900HV)、
FE-SEM, EBSD、
高速度デジタルカメラシステム(20万コマ/秒)
高周波溶解炉

11.技術相談が受けられる分野
  /連携可能な分野

摩擦攪拌プロセス、摩擦攪拌接合、摩擦圧接、線形摩擦接合、通電圧接、各種濡れ性の測定、各種溶接・接合技術

12.設備・装置の使用の可否
  /依頼試験の可否
設備・装置の使用 : 可 (備考 : )
依頼試験 : 可 (備考 : )
13.産学連携状況

自動車、鉄道車両、重工、素材、ガス等各種メーカー、東北大、秋田大、岩手大、群馬大、東大、早大、茨城工技、東京産技研、京大、龍谷大、阪大、阪市大、関大、近大、福井工大、鳴門教大、香川高専、広島大、沖縄高専等多数

14.その他特記事項
  (特許・受賞等)

特願2020-50745「金属材の固相接合方法及び固相接合装置」
特許第5185103「変態を起こす金属の表面硬化処理方法」
US8286455”Transformable Metal Surface Hardning Method”
特願2010-230499「フェライト系黒鉛鋳鉄材の表面硬化処理方法」
特願2010-213898「 摩擦攪拌プロセスに用いるツール及び摩擦攪拌プロセス」

15.記載日 2022年5月9日