高クロム鋳鉄の組織 (2.4mass%C-15mass%Cr),鋳放し. (矢印A:M7C3炭化物,矢印B:オ-ステナイト鉄基地)

高クロム鋳鉄の組織

(2.4mass%C-15mass%Cr),鋳放し.

(矢印A:M7C3炭化物,矢印B:オ-ステナイト鉄基地)

硫黄添加・快削高クロム鋳鉄の組織 (2.4mass%C-15mass%Cr-0.4mass%S鋳鉄),鋳放し. (矢印A:M7C3炭化物,矢印B:オ-ステナイト鉄基地, 矢印C:MnS) ・S添加により,鋳鉄中に軟らかいMnSが分布した。 MnSは,切り屑を細かく切るチップブレーカーの役目を 果たし,鋳鉄の被削性が改善された。

硫黄添加・快削高クロム鋳鉄の組織

(2.4mass%C-15mass%Cr-0.4mass%S鋳鉄),鋳放し.

(矢印A:M7C3炭化物,矢印B:オ-ステナイト鉄基地,

矢印C:MnS)

・S添加により,鋳鉄中に軟らかいMnSが分布した。

MnSは,切り屑を細かく切るチップブレーカーの役目を

果たし,鋳鉄の被削性が改善された。

1.研究室名 山口大学 教育学部 技術教育 金属加工研究室
2.所在地

〒753-8513 山口県山口市吉田1677-1 山口大学教育学部技術教育
TEL:083-933-5395 FAX:083-933-5395

3.研究室URL
4.連絡先メールアドレス

sawamoto(a)yamaguchi-u.ac.jp
*(a)を@に変えてお送りください

5.研究室の概要

熱処理及び合金元素の添加により高クロム鋳鉄,ハイス系合金鋳鉄の材質改善の研究を行ってきました。これらの材料のころがり疲労,被削性,ヤング率,などの研究を行ってきました。電気炉,旋盤,平面研削盤,硬さ試験機,ころがり疲労試験機,などがあります。この他に,中学校教育現場での技術科の授業での鋳造によるものづくり(例,七輪によるアルミニウム空き缶の溶解,鋳造などによる教材開発)を行っています。

6.キーワード 鋳造,熱処理,高クロム鋳鉄,白鋳鉄,高合金鋳鉄,摩耗,じん性
7.研究室の人員構成

教員:1名
学部4年生:1名

(2014年3月現在)

8.所属学会 日本鋳造工学会,日本材料学会,日本産業技術教育学会,日本産業技術教育学会中国支部
9.鋳造技術関連の
  主な研究テーマ

高じん性耐摩耗材料の開発,組織制御

10.鋳造関連の
  主な研究設備,装置

タンマン式電気炉(金属溶解炉,容量700g),マッフル熱処理炉,バフ研磨装置,金属光学顕微鏡,ビッカース硬さ試験機

11.技術相談が受けられる分野
  /連携可能な分野

高クロム鋳鉄,高合金白鋳鉄,材質,耐摩耗性

12.設備・装置の使用の可否
  /依頼試験の可否
設備・装置の使用 : 否 (備考 : )
依頼試験 : 否 (備考 : )
13.産学連携状況

山口県内の鋳造企業との技術相談を1件,実施しています。

14.その他特記事項
  (特許・受賞等)

日本鋳物協会 小林賞受賞

15.記載日 2014年