公益社団法人日本鋳造工学会|Japan Foundry Engineering Society

学会創立80周年記念出版『鋳物技術者と機械設計技術者のための新版鋳鉄の材質』

学会創立80周年記念出版
鋳物技術者と機械設計技術者のための 新版 鋳鉄の材質

A4判 243頁
価格:8,000円(税込)会員・非会員同額

“鋳造技術者には機械の設計思想を”
“機械技術者には鋳造の面白みを”
かつ,両者にとって大変役立つデータが得られる1冊!


公益社団法人日本鋳造工学会では,このたび創立80周年を記念して「新版 鋳鉄の材質‐中江秀雄監修‐」を発刊いたします.
発刊にあたり,監修者である早稲田大学材料研究所 中江秀雄教授記述の「まえがき」から抜粋引用して,この本を出版する狙いや特徴について紹介いたします.

「本学会の80周年を記念して『鋳鉄の材質(1962年)コロナ社』の改訂版を出版することが,平成20年最初の理事会で決定された.『鋳鉄の材質』は数少ない鋳物関連の名著とされ,多くの鋳物屋さんの役に立ってきた.この本は平易に記述されており,鋳鉄鋳物の普及に果たした役割ははかりしれない.出版から50年近くが経過した今日でも読まれ続けている本である.しかし,さすがに古くなり,入手も困難な状況になった.そこで,理事会が再版を計画した. (途中省略)

この本では,鋳物の製造者と使用者の両者の便宜,すなわち技術交流の活性化を図るため,鋳造技術者のみならず,機械技術者の参考図書としての使命を付与することとした.鋳造技術者には機械の設計思想を,機械技術者には鋳造の面白みを理解でき,設計データを得られる内容とすることを心掛けた次第である.
 機械技術者の方々に鋳物の面白みと,最近の鋳鉄鋳物の発展を理解していただくため,55の使用例をカラーで,技術的課題も含めて,用途別に9章にまとめて紹介することとした.具体的には自動車部品をNo.1~No.20, 建設機械用部品 No.21~No.28, 産業機械用部品 No.29~No.36で,ここには低熱膨張鋳鉄No.31や圧延ロールNo.33,34,金型用部品No.37~No.39から南部鉄瓶No.54や薄肉鍋No.55まで,幅広い分野を網羅した.(以下省略)」

                  ( 目  次 )  <目次PDF

0. まえがき 中江秀雄 ↓下の<見本>をクリックするとPDFが開きます
1. 鋳鉄とは 堀江 皓  
2. 鋳鉄の基本的性質 木口昭二 他  <見本>
3. 鋳鉄の機械的性質及び諸性質 野口 徹,小松眞一郎 他  
4. 鋳鉄の物理的性質 香川明男  
5. 鋳鉄の熱処理 平塚貞人
6. 鋳物の設計法  菅野利猛  <見本1> <見本2>
7. 残留応力 菅野利猛
8. 品質保証と検査技術 水野慎也  
9. 鋳鉄材料の応用事例 石原安興

<見本1> <見本2> <見本3> <見本4> <見本5>

10. 日本と世界の鋳造品の規格 野口昌彦  
11. その他 用語解説、索引 中江秀雄 <見本>

 

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