材料強度学研究グループ教授 鳥塚史郎

材料強度学研究グループ教授 鳥塚史郎

材料強度学研究グループの研究領域

材料強度学研究グループの研究領域

1.研究室名 兵庫県立大学大学院 工学研究科 材料強度学研究グループ
2.所在地

〒671-2280 兵庫県姫路市書写2167 3号館3206室

3.研究室URL

https://www.eng.u-hyogo.ac.jp/outline/faculty/torizuka/index.html

4.連絡先メールアドレス

torizuka(a)eng.u-hyogo.ac.jp
*(a)を@に変えてお送りください

5.研究室の概要

マシンの性能を革新するのは先端構造材料です.たとえば,自動車の構造がフレーム構造 から モノコック構造へ変わることによって,衝突安全性が大きく向上しました.フロントがつぶれて,パッシンジャースペースはつぶれず乗員は保護されるというものです.これは,強度・延性バランスに優れた鋼があって実現できたものです.このように,材料が変わればマシンの性能は革新されます.われわれの研究室では,マシンの性能を確信できる材料の研究開発を行っております.超微細組織をもとに,加工熱処理シミュレーター,放射光解析と組み合わせながら研究を行っています.

6.キーワード 強度 鋼 超微細粒金属 構造用鋼 3Dプリンター 引張試験 放射光 水素 
7.研究室の人員構成

教授  鳥塚 史郎
准教授 土田 紀之
助教  伊東 篤志
修士2年 4名
修士1年 3名
学部4年 9名

8.所属学会 日本鉄鋼協会 日本金属学会 日本塑性加工学会 日本鋳造工学会
9.鋳造技術関連の
  主な研究テーマ

 おもな研究ターゲットは以下の3つになります.ナショナルプロジェクト等に参加しながら研究を続けております.
1.3Dプリンターを利用した高温用Ni合金の研究
2.水素自動車用ステンレス材料の研究
3.5Mn鋼を活用した自動車用ハイテン材料の研究
その中で,鋳造に関係する研究は以下の3つになります。
1) レーザー型3次元造形がInconel 718合金の組織と力学的性質に及ぼす影響
2) 3次元積層造形Inconel 738LC合金の欠陥抑制条件検討のための放射光解析と
高温真応力‐真ひずみ曲線のデータベース構築
3) 画像計測圧縮試験法を用いたHastelloyX-3D造形材の高温真応力- 真ひずみ曲線データベースの作成

10.鋳造関連の
  主な研究設備,装置

加工熱処理シミュレーター
引張試験機(低温~中温) 引張試験機(水素)
熱処理炉
圧延機
SEM-EBSD
光学顕微鏡 デジタルマイクロスコープ
ビッカース硬さ計
各種研磨装置

11.技術相談が受けられる分野
  /連携可能な分野

3D造形とその応用 放射光その場引張試験 超微細粒金属 とその応用 
強度試験全般 水素脆性

12.設備・装置の使用の可否
  /依頼試験の可否
設備・装置の使用 : 可 (備考 : )
依頼試験 : 可 (備考 : )
13.産学連携状況

民間企業との共同研究多数

14.その他特記事項
  (特許・受賞等)

平成26年度 文部科学大臣賞科学技術賞 
平成30年度 日本鉄鋼協会学術功績賞 令和元年度 日本金属学会学術貢献賞
令和 3年度 日本鋳造工学会論文賞
令和 4年度 日本塑性加工学会大賞

15.記載日 2022年4月