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Vol.89 No.4 YFE九州における活動報告

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Vol.89 No.4 YFE九州における活動報告

今月のYFEだよりは九州支部からです.九州支部の活動は,他の支部と比較して多くの活動を行えていません.しかし,不定期に勉強会,子供いもの教室等を開催しています.今回は,最近九州支部で行われた活動を紹介します.

YFE勉強会

 今回はYFE単独ではなく,九州支部で75年以上続いている九州鋳物研究会に参加し,勉強会とさせていただきました.

 平成29年1月に九州大学伊都キャンパスで開催され,テーマは「鋳造欠陥と機械的性質の関係」でした.近年,様々なところで利用されているX線CTを用いた鋳物の内部欠陥観察と,それを用いた機械的特性の評価についての最新の研究について講演して頂きました.

 まず,日之出水道機器(株)池田氏より「鋳造欠陥(ひけ巣)と疲労特性の関係」に関する講演でした.CTを用いた鋳鉄の内引け巣の観察と,その大きさから鋳鉄の疲労特性を評価するという研究で,内引け巣により疲労強度にばらつきが生じる事や内引け巣の大きさから疲労限度の予測化できる事を明らかにされました.

 続いて,九州大学の戸田裕之先生から「高分解能X線CTによる鋳鉄・アルミ鋳物の3D/4D可視化」の講演でした.戸田先生はこの分野で多くの成果を挙げられており,今回はX線を用いた3次元観察の基礎から現在の動向,また,破壊の進展過程観察などについて易しく解説して頂きました.どちらの講演も非常に興味深い内容であり,参加者からも様々な質問がされました.

 講演後は,九州大学の水素エネルギー国際研究センター及び超顕微解析研究センターの見学会が行われ,参加者は最新施設での説明を熱心に聞かれていました.また,懇親会も行われ,講演会で聞けなかった質問や,鋳物に関する熱い議論が交わされていました.

青銅鏡を作ろう

 毎年,夏休み期間中に久留米高専において中学生を対象とした鋳物教室を開催しています.今年度も2日間で17名の参加者が砂型作製,鋳造,研磨まで行い,ミニチュア青銅鏡を作りました.まず,鋳物の歴史,現在の鋳造品の紹介,鋳物の作り方などの座学を行った後に,実際に製作開始です.久留米高専の学生達に手伝ってもらいながら製作していきますが,砂型が途中で壊れてしまう,指を研磨してしまうなど,いろいろトラブルがありながらも鋳造,型ばらし,研磨まで一通りの行程を体験しました.

 最後は出来上がった青銅鏡を持って帰って頂きました.皆さん満足されたようですが,この中から未来のYoung Foundry Engineer が育ってくれるといいなと思います.

最後に

 YFE 九州では来年度は新しい体制を作っていき,もっと積極的な活動ができればと考えております.ご意見や積極的な参加をお待ちしております.

連絡先

(公社)日本鋳造工学会九州支部YFE 山本 郁
〒830-8555 福岡県久留米市小森野1−1−1 久留米工業高等専門学校 yamamoto(at)kurume-nct.ac.jp

YFE活動

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