バイオマスを活用した鋳鉄溶解に関わる研究部会員の公募
- (公社)日本鋳造工学会研究委員会 バイオマス活用鋳造研究部会
バイオマスを活用した鋳鉄溶解に関わる研究部会員の公募
主催団体名:(公社)日本鋳造工学会研究委員会 バイオマス活用鋳造研究部会
〇公募の概要
バイオマスを活用したキュポラのカーボンニュートラル化に向けた活動を推進する上で,経済産業省素形材産業室と情報共有する中で,「脱炭素効果を社会的に認知・評価してもらうためには学術的な検証が必要」との助言を受けました.
そこで,日本鋳造工学会内に「バイオマス活用鋳造研究部会」を設立し,以下の3テーマについて産学官で共同研究を実施します.
(1)鋳鉄製品における炭素固定化効果の定量評価:バイオ炭をキュポラ燃料や電気炉加炭材として活用することで,大気中CO₂由来の炭素を鋳鉄中へ固定化でき,カーボンネガティブと成る可能性がある.本研究では,炭素の移行挙動や固定量を定量評価するとともに,鋳鉄製品の炭素固定効果を学術的に明らかにすることで,LCAに向けたCFP算出ガイドや認証手法を提案する.
(2)PFAS含有使用済み活性炭のキュポラ処理技術:キュポラ炉内の高温環境を活用した,PFAS含有使用済み活性炭の安全な分解・無害化処理を検証する.ラボ試験から実炉試験まで段階的に評価し,必要条件を明らかにすることで,PFAS処理とエネルギー有効利用の両立を目指す.
(3)バイオマス由来炭素による球状黒鉛鋳鉄の組織形成:バイオマス由来炭素を用いた球状黒鉛鋳鉄は,従来材と同等の金属組織及び機械的性質を示していることを,バイオマス燃転のキュポラ実証操業で確認を重ねてきた.本研究では,それらの結果を取り纏め,必要な追試を実施するとともに,黒鉛の結晶構造や炭素結合状態などを比較解析し,両者の等価性を冶金学及び材料学的に検証する.
【期待される成果】本研究部会では,バイオマス活用技術の科学的根拠を立証するとともに,脱炭素化,資源循環および環境保全に貢献し,鋳造産業の持続的発展につながる研究成果の創出を目指します.
〇研究活動期間
2026年10月~3年間
〇構成委員数
約20名
〇部会長
部会長:清水一道(函館工業高等専門学校 校長)
幹事:マツダ,アイシン高丘,豊田自動織機,栗本鐵工所,コヤマ,IJTT,ヨシワ工業から輪番にて選出
〇年会費
年間 50,000円/社
〇申込締切
2026/9/30
〇申込・問合せ先
ヨシワ工業(株) 中尾和浩 nakaok(at)yoshiwa.co.jp*(at)を@に変換してください
マツダ(株) 田中裕一 tanaka.yui(at)mazda.co.jp*(at)を@に変換してください
