ダイカスト研究部会

1988年にダイカスト研究部会が開設され，ダイカストに関する生産技術や不良対策技術などについての情報交換や討議がなされてきました．近年，世界的にEV 化(HEV, BEV, FCEV等) が加速するなかで、ダイカスト技術開発の対象は、エンジン・パワートレイン系部品から，サスペンションメンバーやストラットハウジングなどの車体構造部品，パワーコントロールユニット関連部品、モーターハウジングやバッテリーケース関係にシフトしつつあります．今後、生産量が確実に増加することが見込まれる中，これらの部品群に要求される機械的特性とリサイクル性等を満たすための適切な合金組成や，その合金を必要かつ十分な品質で鋳造（ダイカスト）するためのソフト・ハード両面における技術について研究開発のニーズが高まっています．

そこで，当研究部会では，EVを中心とした車両の軽量化のためのダイカスト部品の品質に関する課題及び生産性に関する課題について解決すべく取り組みたいと考えています．

1．ダイカストの鋳造CAE精度向上の取り組み
　　　サンデン株式会社　古屋毅文氏　
2．castdesignerのソフト紹介
　　　鹿取事務所　鹿取貞夫氏

1.　題目未定
　　　蔦機械金属　今井良一氏
2．題目未定
　　　芝浦機械　中田光栄氏
3．題目未定
　　　デンソー　山崎憲司氏
4．題目未定
　　　丸紅テクノシステム　田中徹氏

1．部会長，副部会長，幹事，参加者の挨拶
2．規約内容の承認のお願い
3．【講演１】早稲田大学　吉田　誠先生
　　　車体用非熱処理型 Al-Mg 系ダイカスト合金の開発
4．【講演２】早稲田大学学生　尾崎祥梧氏
　　　車体用非熱処理 Al-Si 系ダイカスト合金のEV搭載および研究開発動向
5．共同研究テーマについて（ディスカッション）
　　　・リサイクル性を考慮した非熱処理型合金に関する合金成分の影響を主題とする
　　　・3年間で1回ないし2回の鋳造実験を計画する
6．年間計画について
　　　部会開催日程と実験概略日程を提示

1.部会長の挨拶
2．【事例報告１】日産自動車（株）　田代政巳氏
　　　高真空ダイカスト法の車体部品への適用
3．【事例報告２】（株）アーレスティ　阿久澤功氏
　　　CO2を1/10に提言するアルミニウム合金ダイカストのSPR接合用レーザ熱処理技術の開発
4．共同実験の計画案共有・費用承認
　　　ダイカスト実験計画案（合金組成、条件等）および費用の説明と部会承認
　　　幹事　原田英人
5．次回開催案内：幹事　原田英人
6．補足説明・今後の進め方：部会長　吉田　誠

1.部会長の挨拶
2．【事例報告１】ユシロ化学工業（株）　石川　真氏
3．【事例報告２】リョービ（株）　田尾大輔氏
　　　ダイカスト部品のレーザ接合法の開発
4．【講演】SPR接合について　アトラスコプコ（株）　吉野将志氏
5．共同実験内容と今後の評価、その他展開事項：幹事　原田英人
6．まとめ：部会長　吉田　誠

1.事例紹介
　1) 「理論に基づいたダイカスト更新型品質向上」
　　　　ヤマハ発動機株式会社小倉　純一氏
　2) 「鋳造時における金型内の調査」
　　　　芝浦機械株式会社　中田　光栄氏
　3)「高強度・高生産性プロセス（HFC）の開発」
　　　　UBEマシナリー株式会社　三吉　博晃氏

2．有識者報告
　「「破断チル層について」　（公）科学技術交流財団　岩掘　弘昭氏

3．宿題：連関図作成方法
　　　　部会長　西　直美氏

…次回　１０月を予定

1.事例紹介（10/21）
　 「高精度ダイカストによる機械加工レス成形の実現」
　　　　マツダ株式会社　佐々木 大地　氏

2．有識者報告
　（10/21）「ダイカストのアンダーカット成形技術」
　　　　アドバンスコンポジット株式会社　佐々木 英人　氏
　（10/22）「溶湯射出時に生成する気泡が，ダイカストの鋳巣形成に与える影響」
　　　　(一社)日本ダイカスト協会　浅田　穣　氏

3．ワークショップ（10/21，22）
　　各グループ担当の事例集とその連関図の報告と修正箇所確認
　　　　部会長　西　直美氏

…次回　１月を予定

1.事例紹介
　１）「CVTケース鋳造設備における省エネルギー化への取り組み」
　　　　　ジヤトコ株式会社　山崎　翼，太田　博人　氏
　２）「ダイカストボディ構造部品に向けた離型剤開発」
　　　　　株式会社青木科学研究所　外川　浩司　氏
　３）「高応答射出ダイカストマシンが製品品質に及ぼす効果」
　　　　　東洋機械金属株式会社　濱田　藍貴　氏

2．有識者報告
　「湯流れ・凝固の最適化による鋳巣欠陥対策の研究」
　　　　　元東北大学准教授　板村　正行氏

3．進捗状況など　幹事連絡
　　相互確認項目とスケジュールを提示

...次回　第11回研究部会を3月17日　早稲田大学で行う

1.事例紹介
　１）「ダイカスト工場の安全環境改善」
　　　　　ダイハツ工業株式会社　市川　卓志　氏
　２）「ウォータージャケットの品質改善事例」
　　　　　蔦機械金属株式会社　今井　良一　氏
　３）「高応答射出ダイカストマシンが製品品質に及ぼす効果」
　　　　　ヤマハ発動機株式会社　栗本　幸広　氏
　４）「新形態少量塗布離型剤の開発」
　　　　　株式会社MORESCO　辻元　隆仁　氏
　５）「PF法を用いた高品質ダイカスト部品開発」
　　　　本田金属技術株式会社　高橋　正男　氏　

2．進捗状況など　幹事連絡
　欠陥事例集の進捗状況とシンポジウム日程（8/23）を報告した．

3．今回で西部会長のダイカスト研究部会は終了した．次回からは
　　早大　吉田先生を部会長とし新たなテーマで始める．

1.事例報告3件
　「生産性に優れる層流ダイカスト用離型剤の検討」
　　　　ユシロ化学工業（株）石川　氏
　「超音波サーモメトリーを用いた型内温度の広範囲計測技術」
　　　　トヨタ自動車（株）　小山　氏
　「厚肉品鋳造工法の開発」
　　　　リョービ（株）古田　氏

2．現状までの状況・今後の方向性（ディスカッション）
　　　　幹事　古屋氏

3．共有サーバーの利用方法
　　　　幹事　古屋氏

1.事例報告3件
　「鋳造欠陥の球形度評価結果のダイカスト鋳造への適用」
　　　　日本電産トーソク（株）　森　氏

　「高意匠製品にも使える湯流れ性の良い表面処理の開発」
　　　　（株）メックインターナショナル　山口　氏

　「チタン金属基複合材ショットスリーブの新たな構造及び材質への取組み」
　　　　（株）TYK　高山氏

２．改定作業の方向性及びディスカッション　　　　
　　　　　幹事　　古屋氏