第2回:オンライン講座「理事による技術・情報・文化発信講座」(会員聴講無料)のご案内

オンライン講座「理事による技術・情報・文化発信講座」 第2回のご案内

公益社団法人日本鋳造工学会では,理事(有志)による無料で聴講できるWEB講座を開設しました.会員の皆様には無料でご聴講いただけます.日本鋳造工学会の会員,若手・中堅の方,技術・業務面においてヒントを探しておられる方,いまさら聞けない話など,鋳造に関わる専門家が解説するこの機会をぜひご利用いただき,鋳造工学への理解を深めていただきたく,ご案内申し上げます.
第2回は3名の講師により,銅合金やアルミニウムに関する講演を予定しております.どうぞふるってご聴講ください.

オンライン講座スケジュール

*本講座はZoomを使用したオンライン講座です.必要なアプリケーションのインストール,通信環境は参加者ご自身で用意ください.

*日本鋳造工学会会員(正会員・維持会員・学生会員・外国会員)を受講対象としています.ただし,維持会員は代表者他1~4口は5名まで,5口以上は10名までご参加いただけます.
*現在会員でない方はご入会いただくことで聴講が可能です.本講座聴講希望の方は入会金が無料となりますので,積極的なご入会をお待ちしております.

参加方法

【日本鋳造工学会会員の方(正会員・維持会員・学生会員・外国会員)】

・12月25日配信のメールマガジンに記載されているURLからサイトにアクセスし,申込フォームに必要事項入力の上送信ください.折り返し参加方法を記したメールが届きます.
・メールマガジンが届かない,あるいはメールアドレス未登録の方は下記フォームからお申込みください.折り返しご案内を送信します(次回もメールマガジンでご案内を配信しますので,メールアドレスをご登録(更新)いただくことをお勧めします).
↓こちらからご登録ください↓

 

【会員以外の方】

・下記より,日本鋳造工学会へのご入会手続きをお願いいたします.
本講座参加者の方は入会金が無料になります.この機にぜひご入会ください.
入会申込フォーム最下部の備考欄に「理事によるオンライン講座」とご記入ください
↓入会はこちらから↓

 


【 第2回 】1月25日(土) 13:00~15:50

1)13:00~13:50 講師 岡根利光(ものつくり大学)

 テーマ:銅合金鋳物に関するこれまでの研究

会長が考える2024―2025年度の学会のビジョンや運営指針をお話しします.また,日本のもの造りを支えている鋳造が生み出す付加価値やチャレンジとして,新しい技術・製品への対応はもとより,根幹を支えている技術の絶え間ない改良など,鋳造の広がりや期待を解説します.

<10分間休憩>

2)14:00~14:50 講師:茂泉 健(いすゞ自動車(株))

 テーマ:アルミニウム合金鋳物の熱処理の基礎

熱処理は見た目の変化がないため,材料の中で何が起こっているのかがわからず,工程設計や管理が難しい工程の一つです.熱処理の過程で,材料の中でどのようなミクロ組織の変化が起こり,それによってどのように機械的性質が変化するのかを理解することで,熱処理をもっと理解できるようになると思います.講座では,基本的な熱処理の各工程で起こるミクロ組織と機械的性質の変化を紐付けて説明いたします.また,実際に現場で起こりがちなトラブルを含めて,実用的な工程理解のポイントを紹介します.

<10分間休憩>

3)15:00~15:50 講師:尾村直紀(産業技術総合研究所)

 テーマ:アルミニウムのアップサイクルリサイクルに向けた不純物除去技術開発

従来,リサイクルアルミニウムは鋳造材として用いられてきました.しかし,鋳造材の需要量とスクラップ発生量の逆転,カーボンニュートラル・資源循環型社会への移行,などを背景に,展伸材として使用可能なリサイクルアルミニウムが求められています.リサイクルアルミニウムを高純度な展伸材として使用する場合,不純物元素などの混入が大きな問題となります.本講演では,溶融状態においてこれら不純物元素を効率よく分離・除去するための技術開発について紹介します.


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