軽合金研究部会
研究部会への参加申し込み・ご意見・お問い合わせ等は以下のお問い合わせフォームより送信いただきますようお願い致します。
| 部 会 長 | 茂泉 健(いすゞ自動車(株)) |
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| 幹 事 | 岩澤 秀(静岡県工業技術研究所) |
| 研究テーマ | 曲げ試験による延性評価 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| 趣旨 | 自動車の軽量化と電動化の進展に伴い,サブフレーム,サスペンション周辺部品,バッテリーケース等へのアルミ合金鋳造材の適用拡大が進んでいる.一方で鋳造材は,凝固組織の不均一性,ガス欠陥や引け巣などの内部欠陥,熱処理条件により,同一材質でも延性や曲げ特性がばらつきやすい.このため,標準引張試験で得られる伸び等の指標だけでは,実部品に近い応力状態(曲げ・局所ひずみ・欠陥起点の損傷)に対する耐性を十分に代表できず,設計マージンの増大や重増,品質判定の過剰・不足を招く可能性がある.そこで本研究部会では,アルミ合金鋳造材の延性および曲げ特性について,試験片評価に留まらない「実体(実部品・実形状)に近い条件」での損傷挙動を定量化し,材料・プロセス・欠陥状態と曲げ破壊特性の相関を明確化することを目的とする.具体的には,(1)代表鋳造合金(例:Al-Si-Mg系AC4CH,ダイカスト合金ADC12等)について,鋳造条件・熱処理条件を変化させた試験体を準備し,(2)三点曲げ/四点曲げおよび切欠き付き曲げ等の曲げ試験により,最大荷重,曲げ角,吸収エネギー,き裂発生ひずみ等の指標で曲げ延性を評価する.加えて(3)金属組織観察により欠陥(サイズ・分布・形状)と破壊起点を同定し,破面解析を組み合わせて,き裂発生・進展メカニズムを整理する.最終的に,欠陥許容の考え方や品質管理指標(CT指標,組織指標,簡易曲げ試験指標など)を提案し,自動車部品の軽量化と信頼性確保を両立する設計・製造指針の確立を目指す. | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 研究部会への誘い | 軽合金研究部会は、アルミニウム合金鋳物の研究開発にかかわる企業、大学および公設試の技術者と研究者から構成され、自由闊達な雰囲気の中で上記の主旨に基づいた研究活動が行われている。本研究部会の特徴として、「共同研究」の実施が挙げられる。研究活動は3年間を基本として、初年度に話題提供やアンケートの実施などを通じて、共同研究テーマに関する絞り込みを行うとともに、具体的な研究計画を立案する。 2年目は、共同研究を効率的に進めるとともに、逐次、研究部会を開催し、得られた研究結果について議論を行う。最終年度は、共同研究成果の取り纏めを行うとともに、研究報告書の作成ならびにシンポジウムの開催を通じて共同研究成果を広く公開し、当該分野における技術の発展に貢献する。またその間、国内外の学術研究誌について調査を行い、「鋳造工学」誌に「レビュー」として掲載することを通じて、アルミニウム合金鋳物に関する最新の研究開発動向を紹介している。」 このように軽合金研究部会は、参加委員の意向に基づいた共同研究の立案と実施を特徴としているので、個々の皆様が抱えている関心事について効率良く関連知識・情報を収集することができます。ご興味のある方は、お気軽にお問い合わせ下さい。 |
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| 研究部会の歴史 | 軽合金研究部会は、アルミニウム合金鋳物に関する研究を目的に、昭和49年に発足したようである。企業と大学、公設試の技術者と研究者が集まり、共通のテーマを抽出して、共同実験を行うことで、技術力を向上させることを目的としてきた。その考え方は現在も受け継がれており、情報交換だけでなく、共同研究が大きな柱となっている。 発足からの研究テーマ、部会長、幹事は下記のとおりである。研究内容の詳細は日本鋳造工学会が発行している「研究報告書」を参考にしていただきたい。 軽合金研究部会の経緯
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令和7年度(2025年度)活動状況
第1回
| 日時 | 2025年10月23日(木) |
| 場所 | いすゞ自動車(株) 横浜本社 |
| 内容 | 1)参加者の自己紹介 2)前回研究部会における共同実験結果の情報共有 前回の共同実験テーマ「材料リサイクルに向けたアルミニウム合金鋳物の諸特性に及ぼす微量不純物の影響」についてOS及びシンポジウムの内容について報告した. 3)今回の共同実験テーマの選定 本会はリスタートとしてキックオフ.共同実験テーマとして,代表的なアルミニウム合金ADC12,AC4C系を用いた曲げ試験評価法を掲げ,試験方法,既存の曲げ試験方法,共同実験内容の詳細や懸念案について討論した. 4)レビュー 前回は2020年8月まで,今回はそれ以降の文献のレビューとなる.抽出する文献をリストアップし,次回の部会で分担を討議する. |
第2回
| 日時 | 2026年1月30日(金) |
| 場所 | いすゞ自動車(株) 横浜本社 |
| 内容 |
1)レビュー |
令和6年度(2024年度)活動状況
第1回
| 日時 | 2024年6月5日 |
| 場所 | オンライン開催 |
| 内容 |
シンポジウム開催にあたり,共同研究報告の担当を確認し,それに併せて会告の一部修正を行った |
第2回
| 日時 | 2024年7月19日(金)13:30~16:50 |
| 場所 | ハイブリッド開催(早稲田大学各務記念材料技術研究所) |
| 内容 |
シンポジウム「材料リサイクルに向けたアルミニウム合金鋳物の諸特性に及ぼす微量不純物の影響」 1)鋳造業界に及ぼす社会環境,製品の変化の影響 (公社)日本鋳造工学会 神戸洋史 |
第3回
| 日時 | 2024年10月26日(土) |
| 場所 | 富山国際会議場 |
| 内容 |
オーガナイズドセッション「材料リサイクルに向けたアルミニウム合金鋳物の諸特性に及ぼす微量不純物の影響」 |
令和5年度(2023年度)活動状況
第1回
| 日時 | 2024年1月23日 |
| 場所 | ハイブリッド開催(会場:日本鋳造工学会本部) |
| 内容 |
対面及びWEB方式により開催された.出席者は16名.共同実験がほぼ終了し,報告書の執筆を進めている.今回の研究部会では,以下のことが報告及び討論された. |
第2回
| 日時 | 2024年3月15日 |
| 場所 | ハイブリッド開催(会場:日本鋳造工学会本部) |
| 参加者 | 13名 |
| 内容 |
1) 共同実験報告書の内容について実験担当者から報告 |
令和4年度(2022年度)活動状況
第1回
| 日時 | 2022年8月9日 |
| 場所 | WEB開催 |
| 内容 |
コロナ禍の影響により,実験担当各社の在宅勤務が影響し,共同実験が大幅に遅れたが,ようやくデータが出そろってきたことから1年ぶりの部会開催となった.各種不純物元素を添加して作製した材料について下記の試験結果が報告された. |
第2回
| 日時 | 2022年10月6日 |
| 場所 | WEB開催 |
| 内容 |
1. 残試験の結果報告及び研究報告書作成に関して討論した. |
令和3年度(2021年度)活動状況
第1回
| 日時 | 2020年4月21日 |
| 場所 | WEB開催 |
| 内容 |
1. 共同研究実施計画策定 |
令和2年度(2020年度)活動状況
第1回
| 日時 | 2020年10月19日 |
| 場所 | ハイブリッド開催 |
| 内容 |
1. 新任委員紹介 |
第2回
| 日時 | 2021年1月15日 |
| 場所 | WEB開催 |
| 内容 |
1. 共同研究テーマ決定 |
令和元年度(2019年度)活動状況
・今期研究部会では、熱処理型アルミニウム鋳物合金を対象材料に選び、溶体化処理を伴わない時効処理のみによる強度向上の可能性を検証することを活動目的に据えた。具体的には、代表的な4種類のアルミニウム鋳物合金(AC4CH、A356、AC2B、A365)の機械的性質について、溶体化処理と時効処理を施した試料(T6処理材)と時効処理のみを施した試料(T5処理材)との比較検討を行った。くわえて析出物の直接観察を含んだミクロ組織の観察結果に基づいて、T5およびT6処理材の差異を検証した。令和1年度は、前年度に実施した共同実験結果の整理・分析を精力的に進めるとともに、さらなる詳細検討を可能とするための追加実験を行った。
・今期の研究部会で得られた共同研究成果を報告書として纏めるとともに、研究成果を公開するためのシンポジウムを開催した(12月23日)。
・次期研究部会の活動方針に関する意見交換ならびに活動内容の企画立案を行うために小委員会を開催する。
平成30年度(2018年度)活動状況
第1回
| 日時 | 平成30年8月27日(水) |
| 場所 | 東京工業大学イノベーションセンター(田町) 201号室 |
| 内容 |
1. 委員の変更・追加(アイシン精機鵜塚委員、いすゞ自動車池谷委員)が報告された |
平成29年度(2017年度)活動状況
第1回
| 日時 | 平成29年5月31日(水) |
| 場所 | 東京工業大学イノベーションセンター(田町) 201号室 |
| 内容 | 1. 話題提供 「アルミニウム合金鋳物のT5処理のお話(2)」(富山大学 才川清二先生) 2. 共同研究に関する意見交換 2−1 T5およびT6処理に関する予備実験結果の報告(いすゞ自動車 茂泉 健氏) 2−2 共同研究内容の議論と実験内容の分担調整 2−3 サンプル作成やデータ測定に関する事前打合せの調整 |
第2回
| 日時 | 平成29年6月28日(水) |
| 場所 | いすゞ自動車藤沢工場 |
| 内容 | 1. 大型自動車に用いられる鋳物部品に関する情報収集 2. 共同研究で実施するサンプルの作成ならびにデータ収集方法に関する打合せ |
第3回
| 日時 | 平成30年3月22日(木) |
| 場所 | 東京工業大学イノベーションセンター(田町) 201号室 |
| 内容 | 1. 「鋳造工学第90巻12月号特集号」に関する進捗状況説明と協力依頼(中山) 2. 共同研究に関する議論(茂泉、竹中、新野、合田) 2−1 富山大学で実施する共同研究内容の紹介 2−2 合金種、鋳造条件、熱処理条件等の実験試料・実験条件に関する説明および確認 2−3 AC4CH合金に関する予備実験結果(型温、離型温度と硬さの関係など)の説明 2−4 A357合金のMg添加量、ミクロ組織に及ぼす型温や塗型厚さに関する説明 2−5 ダイカスト試料の組成変更(Sirafont36←ADC3)や試料形状などに関する説明 |
平成28年度(2016年度)活動状況
第1回
| 日時 | 平成28年6月6日(月) |
| 場所 | 早稲田大学西早稲田キャンパス |
| 内容 | 1. 鋳造時に発生する残留応力の計算予測について(早稲田大学 吉田 誠 先生) 2. Al-Si合金における共晶凝固の複雑さと面白さ(アイシン・エィ・ダブリュ㈱ 森中 真行 様) |
第2回
| 日時 | 平成28年9月12日(月) |
| 場所 | 東京工業大学イノベーションセンター(田町) |
| 内容 | 1. 日本鋳造工学会軽合金研究部会の歴史(日産自動車㈱ 神戸 洋史 様) 2. アルミニウム合金鋳物のT5処理のお話(富山大学 才川 清二 先生) 3. アルマイト処理のピストンへの適応(マーレエンジンコンポーネンツジャパン㈱ 大日向 秀夫 様) 4. 自動車エンジン材料の熱伝導率の評価(いすゞ自動車㈱ 飯塚 建興 様) |
平成27年度(2015年度)活動状況
第1回
| 日時 | 平成27年6月9日(火) |
| 場所 | 大田区産業プラザ(蒲田) |
| 内容 | 1.シンポジウム 「導電率測定によるアルミニウム合金鋳物のミクロ組織および材料特性の予測-簡易型導電率測定器による鋳造・熱処理品質管理の新しい提案-」 |
平成26年度(2014年度)活動状況
第1回
| 日時 | 2014年6月23日(月) |
| 場所 | 東京工業大学イノベーションセンター(田町) |
| 内容 | 1)「渦電流方式による導電率測定」 吉川 仁 |
平成25年度(2013年度)活動状況
第1回
| 日時 | 2013年7月11日(木) |
| 場所 | 東京工業大学イノベーションセンター(田町) |
| 内容 | 1)「アルミニウム合金鋳物の導電率測定 予備実験結果報告②」 茂泉 健 2)「アルミニウム合金展伸材の導電率測定~硬さの異なる2000系合金の導電率測定結果~」 黒木 康徳 |
第2回
| 日時 | 2013年11月21日(木) |
| 場所 | 東京工業大学イノベーションセンター(田町) |
| 内容 | 1)「各種鋳造材料の導電率測定結果①」 林 憲司 2)「各種鋳造材料の導電率測定結果②」 大城 直人 3)「各種鋳造材料の導電率測定結果③」 茂泉 健 |
第3回
| 日時 | 2014年3月17日(月) |
| 場所 | 東京工業大学イノベーションセンター(田町) |
| 内容 | 1)「各種鋳造材料の導電率測定結果②」 大城 直人 2)「各種鋳造材料の導電率測定結果③」 大日向 秀夫 |
平成24年度(2012年度)活動状況
第1回
| 日時 | 2012年4月12日(木) |
| 場所 | 東京工業大学イノベーションセンター(田町) |
| 内容 | 1)「ダイカストのT5処理 ―シリンダブロックの残留応力除去―」 駒崎 徹 |
第2回
| 日時 | 2012年8月6日(月) |
| 場所 | 山梨大学 甲府キャンパス |
| 内容 | 1)「IACSに及ぼす合金品種と熱処理と黒皮有無の影響」 大城 直人 2)「導電率測定について」 中山 栄浩 |
第3回
| 日時 | 2012年11月29日(木) |
| 場所 | 東京工業大学イノベーションセンター(田町) |
| 内容 | 1)「導電率または電気抵抗測定による固溶度評価に関して(過去の文献調査)」 原田 陽平 |
第4回
| 日時 | 2013年3月7日(木) |
| 場所 | 東京工業大学イノベーションセンター(田町) |
| 内容 | 1)「アルミニウム合金鋳物の導電率測定 予備実験結果」 茂泉 健 |
平成23年度(2011年度)活動状況
第1回
| 日時 | 1月20日(金) |
| 場所 | 東京工業大学イノベーションセンター(田町) |
| 内容 | ①「アルミニウム鋳造合金の冷却挙動および残留応力に及ぼす焼入れ条件の影響」 茂泉 健 ②「ダイカストの熱処理」 神戸 洋史 ③「高周波誘導加熱装置による急速昇温を伴う溶体化処理がAC4CH合金鋳造材のミクロ組織と機械的性質に及ぼす影響」 猿渡 直洋 |
