「鋳造の基礎講座」開講のご案内(第1回:2月20日(土))

オンライン講座「鋳造の基礎講座」開講のご案内

公益社団法人日本鋳造工学会では、コロナ禍においても若い人の人材育成が必要との観点から、入社間もない人々に向けて「鋳造の基礎講座」を無料で聴講できるWEB講座を開設することとしました。オンラインで無料の講座であることから会員を対象としています。
講座は、月1回を予定し下記のスケジュールで分野別に計画しています。鋳造の各分野を専門家が解説するこの機会をぜひご利用いただき,鋳造工学への理解を深めていただきたく,どうぞ積極的にご参加ください.

参加方法

【日本鋳造工学会会員の方(正会員・維持会員・学生会員・外国会員)】

・2月上旬配信のメールマガジンに記載されているURLから「鋳造の基礎講座」のサイトにアクセスし,申込フォームに必要事項入力の上送信ください.折り返し参加方法を記したメールが届きます.

・メールマガジンが届かない,あるいはメールアドレス未登録の方は下記フォームからお申込みください.折り返しご案内を送信します(第2回以降もメールマガジンでご案内を配信しますので,メールアドレスをご登録(更新)いただくことをお勧めします).
↓こちらからご登録ください↓

 

 

【会員以外の方】

・下記より,日本鋳造工学会へのご入会手続きをお願いいたします.
↓入会はこちらから↓

【 第1回 】 鋳鉄 2月20日(土) 13:00~17:10 プログラム

*本講座はZoomを使用したオンライン講座です.必要なアプリケーションのインストール,通信環境は参加者ご自身で用意ください.

申込締切:2月19日午前中まで

1)13:00~14:00 講師:清水一道(日本鋳造工学会会長・室蘭工業大学)

 テーマ;2020−2021年度 学会の運営指針

・鋳鉄の機械的性質及び高付加価値化(引張強さ,疲労強度,耐摩耗材料の講義)
・鋳鉄分野の研究成果 (エロ―ジョンに関する研究成果の紹介)
清水会長が掲げる2020−2021年度 学会の運営指針を説明し,【戦略課題1】環境の変化に対応する技術革新に繋がる基礎研究の推進, SDGsを考慮した鋳造業界のあり方の中で,素材に関して述べて,鋳造材料の高付加価値化及びサステナブル化について解説する.

2)14:00~15:00 講師:平塚貞人(岩手大学)

 テーマ;鋳鉄の凝固と溶湯処理の基礎

・鋳鉄の凝固 (鋳鉄の組織,溶湯処理,微量元素の影響の講義)
・鋳鉄分野の研究成果(鋳鉄の材質に及ぼす元素の影響の研究成果の紹介)
鋳鉄の共晶凝固,黒鉛化,チル化など凝固過程,溶湯処理,鋳鉄の黒鉛組織と基地組織に及ぼす各種元素の働きについて解説する.

 

<10分間休憩>

3)15:10~16:10 講師:今西幸平(日立金属(株))

 テーマ;量産小物鋳鉄鋳物の製造プロセスの基礎

・量産小物鋳鉄鋳物の製造方法
・自動車の電動化により鉄系鋳物が進む方向
量産小物鋳物の製造プロセスの基礎,特に生砂型を用いた球状黒鉛鋳鉄の製造方法について解説する.また,これから自動車の電動化により,自動車部品としての鉄系鋳物がどの様な可能性をもっているかについて解説する.

4)16:10~17:10 講師:菅野利猛((株)木村鋳造所)

 テーマ;大物鋳鉄鋳物の製造プロセスの基礎

・大物鋳鉄鋳物の製造方法
・片状及び球状黒鉛鋳鉄の熱分析
大物鋳物の製造プロセスの基礎,特に大物鋳物特有の代表的な不具合や製造上の注意点について初心者向けに解説する.また,片状および球状黒鉛鋳鉄のCEメーターを用いた熱分析の考え方の基礎についても解説する.

 

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