脱ガスを行う際に窒素ガスを用いようと思っています。購入する際にはどんなことに気を付ければいいでしょうか?

窒素ガス中の水分量が罰ガスの効果に影響します。純度が高いほど露店温度が低く、水分量が少なくなります。水分とアルミニウムが反応してアルミ酸化物と水素ガスが生成されます。水素ガスはアルミ溶融中に吸収されるので脱ガス効果を低下させます。ボンベで購入される際は純度の高い露店温度の低いものは水分量が少なく、効率よく脱ガスが可能です。また、液体窒素を使用する場合、液体窒素自体の温度が低いため、水分が発生しにくい。ただし、配管などに外部から水分が侵入した場合、脱ガス効果が低下するので注意が必要です。実験レベルですが、窒素ガス発生装置を使用して純度を変化させたところ、純度が高いほど脱ガス効果が高い結果になりました。また、脱ガスに関してはガス気泡が細かいほど、短時間で効果が得られます。回転脱ガス装置の使用条件や状況(インペラーが劣化していないか?)でも脱ガス効果が変化するので注意が必要です。また、脱ガスの回転数が早いほど処理時間が長いほど介在物を巻き込むことが報告されており、ガス量が目標値に達すれば、脱ガス処理を終了したほうが介在物は少なくなります。