非鉄
最近の鋳造機は射出波形が見られるようになっていますが,波形はどのように活用したらよいのでしょうか
ダイカストマシンに表示される波形により,普段見ることのできない鋳造中のスリーブ・金型内の様子を確認することができます.この金型内部の様子 は,異常がない時は特に使用しませんが,不良が起きた際に何故不良になったかの原因やプ […]
チップ,スリーブの寿命はどのように判定するのでしょうか?
プランジャーチップ,スリーブが摺動によって磨耗すると,増大した隙間にバリが差し込むことで,射出動作時の速度変動(速度の乱れ)や,バックフ ラッシュといった不具合が発生し,最悪の場合スタックに至ってしまいます.これが交換寿 […]
金型にはいろんな表面処理がありますが,選定に困っています.どのように処理方法を選定したら良いのでしょうか
金型の表面処理には,大きく分けて「拡散処理」と「表面被覆(コーティング)処理」があります.拡散処理は窒化に代表され,窒素,炭素などの原子を 金型内に拡散浸透させて型材成分である鉄,クロムなどとの窒化物,炭化物などの化合物 […]
金型が欠けた場合の補修方法はどのように行うのが良いでしょうか?
ダイカスト金型においては,主にSKD61やそれ相当の材料を用いていることから,補修方法としては溶接復元での補修が一般的に行われています. 先ず溶接材としては,マルエージング鋼が一般的です.その理由は,施工後の硬度が低く靱 […]
ダイカスト金型の冷却孔からワレが発生した場合に,冷却を止めて,外冷で鋳造することが有りますが,冷却孔が割れた場合の良い対処方法はないでしょうか?
冷却孔から金型表面に割れができてしまっている場合,の対処の仕方ですが,緊急で対処する場合では,下記が考えられます. 1)質問者のように外冷で対処する 2)ロジックシールなど吸引負圧による冷却を行う 3)溶接で塞ぐ ただし […]
ダイカストの焼付きはなぜ発生するのですか?
アルミニウム合金ダイカストでは,アルミニウム合金が金型に付着して,金型表面上に残る現象を焼付きと呼んでいます. しかしダイカストには二種類の焼付きが存在します.一つは金型に付着したアルミニウム合金を苛性ソーダなどで溶解除 […]
ダイカスト製品取り出し後の水冷にはどのような意味があるのでしょうか?
製品を型から取出した後の水冷にはいくつかの目的があります.一般的なダイカストにおいて行われる水冷は,通常,できるだけ早く製品を冷やしてゲートの切 断やバリ取りを行うことを目的としています. 早く冷却することで,短いサイク […]
ダイカストにおいて製品の一部が金型に残るトラブルが発生しています.そのたびに鋳造を止めて溶解除去していますが,何か良い防止方法はありますか?
このような現象は,金型内に残っている部分の離型抵抗が押出し力や製品の破損した部分の強度よりも高い場合に発生すると考えられます. 一般的に離型抵抗よりも押出し力が高くなるように金型は設計されますが,離型抵抗は金型の形状や表 […]
アルミニウムダイカスト製品に肉が厚い部分があり,圧漏れ不良が発生しており,困っています. 良い対策方法はありませんか?
圧漏れ不良は鋳肌もしくはその加工面(外部)と内部との相互貫通によって発生します. したがって該当する漏れ部位の①鋳肌もしくは②加工面の状態,③内部品質のどれかが健全であれば,圧漏れを防ぐことができます. 1)鋳肌品質の向 […]
ダイカストのプランジャーチップ潤滑剤の塗布で注意しなければいけない点を教えてください.
ダイカストでは高速高圧で充填するプランジャーチップ,スリーブには大きな摺動抵抗が掛かるため,それを低減する潤滑剤の役目は重要である. 種類を 大別すると水溶性,油性,ペレットの3種類がある.大型マシンはチップ表面積も広く […]