非鉄
アルミニウムダイカストにおいて発生する欠陥にはどの様なものがありますか? また,それらはどの様なことが原因で発生するものなのでしょうか?
ダイカストでは,溶湯が100ms以下という非常に短い時間で金型キャビティに充填され,その後1秒以内に凝固が完了します.この高速充填と高速凝固によって微細な鋳造組織が形成され,鋳放しの状態でも一定の機械的性質が得られるとい […]
アルミ合金において各種添加元素が機械的性質に悪影響を与えない適切な添加量は,各元素どれ位なのでしょうか?
アルミ合金における添加元素の適切量は,合金系(Al-Si,Al-Mg,Al-Cu 等),製造プロセス(鋳造・展伸),熱処理条件によって異なるため,一律の数値を示すことは困難です.しかし一般論として,主要元素は規格範囲内で […]
Al-Si系合金ダイカストにおいて,組織写真からチル層を判別することは可能でしょうか?可能であれば,その判別方法を教えて下さい
可能です.ダイカストに一般的に用いられる亜共晶から共晶組成までの合金の例に述べます.金型内へ溶湯が充填完了すると,溶湯はプランジャーからの圧力を受け金型キャビティ面へ強く押し付けられます.この面は溶湯に比べ非常に低温なの […]
Al-Si系合金のダイカスト材について,組織観察において初晶と共晶組織が写真の上ではっきり現出されません.鮮明な組織観察および写真を行うコツを教えて下さい.また,組織を現出させる最適な腐食液についても教えて下さい.
組織観察において重要なのは研磨作業です。 見たい箇所を切り出し 樹脂埋め :安定して研磨作業が出来ます 粗研磨(エメリー紙研磨) 耐水研磨紙 #240⇒#400⇒#600⇒#800⇒#1200 :研磨紙ごとに研磨方向を9 […]
アルミニウム合金ダイカストの捨打ちは一般的に何ショットくらいで,品質以外に何か目的があったりするのでしょうか?
アルミニウム合金ダイカストの捨て打ちは一般的には1〜3ショット程度が一般的ですが,具体的なショット数は,使用する合金の種類,製品の形状,ダイカストマシンの特性,そして最終製品の品質要求によって異なります. 捨て打ちの目的 […]
砂型鋳物の熱処理条件と機械的性質について,JIS H5202アルミニウム合金鋳物やJIS H0001アルミニウム,マグネシウム及びそれらの合金ー質別記号を参考にしようとしていますが,熱処理温度及び時間の条件についての記載がありません.AC4CH-T61の砂型鋳物の熱処理条件と機械的性質は,何に従うのが正しいのでしょうか.
ご質問のように,JIS H 0001「アルミニウム,マグネシウム及びそれらの合金−質別記号」および同規程の解説,ならびにJIS H 5202「アルミニウム合金鋳物」には,AC4CH砂型や金型鋳物に関するT6やT61処理お […]
アルミニウム合金ダイカストの離型剤の膜厚を測定したいのですが,何か良い方法はありますか?
金型に付着した離型剤の膜厚を直接測定するには,数センチ角の片状サンプルを金型に張り付け,離型剤塗布後にそれを外し計測器や試験器で計測・観察する方法が一般的です.また,十分に小さな金型の場合では,金型表面を直接計測も可能で […]
鉛フリー銅合金が開発されていますが,銅合金中の鉛の役割は何だったのですか. また,それを他の元素で置き換えられるのでしょうか.
銅合金鋳物において,鉛と銅はお互いに固溶せず,凝固の結果,結晶粒界の最終凝固部に分散して存在します.柔軟性,潤滑性のある鉛が粒界に存在することにより,切削抵抗を下げる効果があります.青銅鋳物はバルブ等に用いられていますが […]
グリーンアルミとは何ですか? またグリーンアルミのCO2排出量が再生地金よりも多い理由を知りたいです.
グリーンアルミは,業界での定義はなされていないものの,一般的には,CO2排出量の原単位が約4kg-CO2/kg-Al以下のアルミ新地金と認知されています.グリーンアルミは,電解製錬時に再生可能エネルギーのような低CO2電 […]
鋳造割れと引け割れの違いを教えてください
鋳造割れと称する場合,(1)凝固が始まって凝固が完了するまでに発生する割れと,(2)凝固が完了した後,鋳物が室温に達するまでに発生する割れの両方を含みます.この2つが区別されないことに注意が必要です.なぜかというと,防止 […]
