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展伸材が鋳物合金に混入して悪さをすることはありますか?

“あります”と考えるべきでしょう.以下に詳細を記します. 鋳物材(ダイカスト,鋳物を含めて)も展伸材も,大半の成分は同一と考えてよいので,特に区別する必要はないと思います.ただし,鋳物材の場合 は,”複雑形状を凝固過程で […]

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ダイカストで不具合が少ないエアベント構造とはどんなものですか?

エアベントの重要な機能は,キャビティから排出されるガスのみを通し溶湯を通さないことにあります.ダイカストのベント構造は大別してスリットベント,排気バルブがあります. スリットベントの代表的不具合は,ベントに侵入した溶湯が […]

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アルミニウム合金中の介在物の種類や成因を特定するのには,どのような分析法を用いるのが有効ですか?

アルミニウム合金中の介在物の分析法についてはPODFAという手法があります.溶融状態の合金をフィルタで濾すと,フィルタ上に介在物と晶出物が残りま す. その介在物(必用に応じて化合物等の晶出物)をEPMA等で分析すると, […]

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溶湯の品質評価を行ったときに出た介在物を外部委託で分析すると,アルミニウムカーバイドが検出されました.この物質の混入経路として疑われるものは何でしょうか?

アルミニウム合金溶解炉や保持炉のドロスやフラックス処理をした残灰のバケット,使用済みの黒鉛るつぼの近くでは,カーバイド臭がします.アルミニウムカーバイドはアルミニウム合金の溶解過程で生成します. 黒鉛系部材はアルミニウム […]

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アルミニウム合金ダイカストで可能な最小肉厚は?

アルミニウム合金ダイカストは,重力金型鋳造や低圧鋳造のような他の鋳造法に比べて薄肉化が可能なことが特徴です.G.Liebyは,ダイカストの大きさ及び合金種によって表1に示すような最小肉厚を提案しています.       表 […]

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近年,大型のダイカスト製品を鋳造するためにダイカストマシンも大型になってきているようです.世界最大のダイカストマシンのサイズはどの程度なのですか?

V6エンジンのシリンダブロックやストラットハウジング,センターピラーのような大型の車体部品を一体で鋳造するため に,大型のダイカストマシンが開発されてきています.ダイカストマシンのサイズは金型の型締力で表されることが多く […]

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ダイカストのプランジャーチップ潤滑剤にはどんなものがあるのでしょうか?

プランジャーチップ潤滑剤の目的は摩擦抵抗の低減ですが,断熱による溶湯温度の低下防止を目的にする場合もあります.ダイカストには必要不可欠なものですが,潤滑剤からのガス発生によるダイカストの品質低下や射出部周辺の汚れなどのデ […]

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熱ボリュームが少ない,中子ピンや駒は,焼きつきやすく,離型剤が乾燥せずに水残りが出やすいですが,良い対応方法はないでしょうか

細い中子ピンなどは,熱ボリュームが少ないため加熱されやすく,冷やされやすい.そのため溶湯充填時に,中子ピン温度が高くなりすぎ,表面で鉄とア ルミの反応をともなう焼付きが発生することがあります.また離型剤のスプレーにより冷 […]

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最近の鋳造機は射出波形が見られるようになっていますが,波形はどのように活用したらよいのでしょうか

ダイカストマシンに表示される波形により,普段見ることのできない鋳造中のスリーブ・金型内の様子を確認することができます.この金型内部の様子 は,異常がない時は特に使用しませんが,不良が起きた際に何故不良になったかの原因やプ […]

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チップ,スリーブの寿命はどのように判定するのでしょうか?

プランジャーチップ,スリーブが摺動によって磨耗すると,増大した隙間にバリが差し込むことで,射出動作時の速度変動(速度の乱れ)や,バックフ ラッシュといった不具合が発生し,最悪の場合スタックに至ってしまいます.これが交換寿 […]

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