非鉄
K値の算出方法について,文献等には「K値=全介在物数/観察試片数」「2破面をもつ試片を1片と数える」と載っています.では,短冊状平板を5~6片に割った両端の試片は、片側1破面しかないので評価対象外となるのでしょうか? 片側のみの破面でも使用しても良いのでしょうか?

Kモールド法における試料採取では、短冊状試料を2本以上採取し、各試料から両側に破面を持つ観察用試片を5片以上採取し、合計10片以上としてK値を計算します. ただし、片側のみの破面でも使用して結構です.湯口部、先端部等を使 […]

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鉄材の湯流れ性がCE値の違いで変化することを現場で経験しました.なぜでしょうか? また,湯流れ性は一般にどのように測定して判断するのでしょうか.

湯流れ性(流動性)は,鋳込温度が高くなれば凝固時間(流動寿命)が長くなり,その間に流れる距離も長くなります.過熱温度(=鋳込温度-液相温度)と流動性との間にほぼ直線関係が成り立つことが,実験的に確かめられています.鋳鉄の […]

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実家に鋳物師職の許可書があり,今までの軌跡を記録に残そうとルーツや歴史を調べています.しかし,この許可書の意味がよくわかりません.どういうものでしょうか.

明治時代の初めまで「鋳物師職許状」というものがありました.これについては多くの方々の研究記事と歴史記念館に残された古文書を見ることができます.本会の鋳物の科学技術史研究部会編「鋳物の技術史」(1997年3月発行)にも記述 […]

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球状黒鉛鋳鉄製自動車部品の図面でFCD700代替試験片の引張強さ,伸び,耐力,硬さを報告しますが,設計時にこれらの値をどう使っていますか?

JIS G 5502の球状黒鉛鋳鉄品では,FCD700の引張強さ,耐力及び伸びの値は,別鋳込み供試材(代替試験片)での評価で規定されています.設計時にはこれらの値を基に,安全率を加味した値を用いて強度計算を行い,部品形状 […]

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鋳造の始まりは,いつ,どこ?

 紀元前3,000年ごろにメソポタミアの南部に国家都市を建設したシュメール人が残した人類最古の粘土板の中に,鍛冶工や銅を意味する絵文字が書かれています.また,この地方を流れるチグリス・ユーフラテス川の上流は古代の銅鉱石の […]

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非鉄
最近の自動車のボディはマルチマテリアル化が進んでいると聞きます.しかし,電位差の異なる材料を用いると腐食が進むと思いますが,大丈夫ですか?

自動車の軽量化のために,軽量材料を適用していくことが検討され,高級車やスポーツカーを中心に,アルミニウム合金やマグネシウム合金が使われてきています.近年の傾向として,機械的性質やコストの観点から,種々の材料を適材適所に組 […]

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球状黒鉛鋳鉄の黒鉛粒数や球状化率を測定する際に,15μm以下の小さい黒鉛は無視することになっています(JIS).15μmに決めた根拠は?

球状黒鉛鋳鉄について日本独自の黒鉛形状分類法と黒鉛球状化率の判定方法を定めた 記録が「鋳物40巻(1968)P296」に紹介されています.当時の日本鋳物協会特殊鋳鉄部会の10数回の委員会による審議の結果作成されたものです […]

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非鉄
アルミ材料の特徴としてリサイクルできるということですが,リサイクルの方法にはどのようなものがありますか?

アルミニウムに限らず,ほとんどの金属はリサイクルが可能で,地球環境にやさしい材料といえます.アルミニウムはボーキサイトを原料として,多大な電力を必要とする電解製錬によって製造されます.しかし,アルミニウムスクラップを溶解 […]

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生型からシェル鋳型に変更したところ,バリが増えました.どのように対策したらよろしいでしょうか?

 バリは砂型の寸法精度が悪いと発生します.工法を変更したことにより,砂型の寸法が変化したことが推察されます.特に,シェル鋳型ですと加熱をしているため,造型時に熱変形をして,砂型の寸法が変化し,バリが発生することが懸念され […]

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生型造型において,よく月曜日の朝の砂は暴れると呼ばれるといわれますが,砂自体に何か起こっているのでしょうか?

 生砂造型ラインで『週末から週明けにかけて砂があばれる』と呼ばれることがあります.  週末など稼働時間終了間際ぎりぎりまで注湯した後解枠せずそのままにして操業を終了した場合,週明けのライン稼働開始時に生砂の湿態性質が不安 […]

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