非鉄
アルミニウム合金溶湯の温度と粘性の関係はどうなっているのですか?

一般的にアルミニウム合金溶湯の動粘度は水とほぼ同じで流れ挙動ではレイノルズ相似則を容易に適用することが出来ます.一方で粘度(見かけ粘度)は,溶湯温度が液相線温度よりも高い領域では,温度による粘度の変化はさほど大きくありま […]

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共通
鋳鉄とAl-Si合金ともに共晶凝固しますが,凝固速度が大きな時,共晶凝固するのでしょうか.また,その時の常温での顕微鏡組織はどのようになっているのか教えてください.

鋳鉄については,球状黒鉛鋳鉄として晶出する場合を除いて回答いたします.教科書では,共晶合金の凝固は,液体から二つ以上の固相が同時に晶出すると習っていると思います.片状黒鉛鋳鉄の共晶凝固の場合,過冷却が小さく,ゆっくり凝固 […]

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共通
包晶のイメージについて教えてください

包晶は,高融点と低融点の金属を組み合わせた合金でよく現れます.Fe-C系のδ相とγ相の反応,銅合金のCu-Sn系,Cu-Zn系で見られます.図1に示すような状態図を包晶系状態図といいます.EーFの線の包晶温度T2では,液 […]

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非鉄
ダイカスト金型を設計する上で考慮しなければならない重要なことはなんで しょうか

 ダイカストにおける設計工程には,大きく分けて製品設計と金型設計の二つがあります. 製品設計は,客先の製品形状をダイカストで生産できるような形状に図面化することが目的です.型分割・スライド中子・入子(埋子)・鋳抜きピンな […]

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非鉄
アルミニウム合金ダイカストで溶湯が金型と接触するとすぐに凝固すると思いますが,そのあとはどうなるのでしょうか?

  金型内の溶湯の動きを直接見ることは簡単ではないので,お答えするのは難しいと思いますが,これまで様々な実験や見解が出されていますのでそれに沿って簡単にご説明したいと思います. まず,溶湯が金型キャビティに射出されて金型 […]

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(アルミニウム合金)ダイカストが一般に溶接や熱処理が困難な理由をわかりやすく教えてください(近年行われている対策方法も含めて)

一般的にアルミニウム合金ダイカストは,高速・高圧で金型に溶湯を射出するため,ダイカスト中に空気を多く巻き込んでいます.その量は20-100ml/100gAlとも言われております.そのため,T4・T6・T7など溶体化処理を […]

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鋳鉄の溶湯の中から非金属の黒鉛が出現するのはどうしてですか.さらにオーステナイトからも黒鉛が現れるのはなぜですか? 教えてください

確かに不思議な現象ですね.謎解きは,昔習った理科の「溶液の勉強」で溶媒と溶質,飽和溶液と過飽和溶液,溶解と沈殿,溶解度などを思い出そう.  鋳鉄の溶湯とは,溶媒が液体の鉄で,溶質が主に炭素(C)とけい素(Si)の溶液と考 […]

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マグネシウム合金鋳物をアルミニウム合金鋳物の代替材として使用する際のメリットとデメリットは

 マグネシウム合金鋳物の最大のメリットは,何と言っても実用金属材料中,最軽量という点です.良く用いられるマグネシウム合金鋳物にはAZ91合金ありますが,比重は1.82となりアルミニウム合金材の約2/3になります.そして, […]

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鋳鉄を勉強すると出てくる鉄-炭素二元平衡状態図は、どんな時にどのように役立つのか?

状態図と熱力学のエリンガム図及び元素周期律表は、鋳造における3種の神器とも言われているものである.状態図はある化学組成と温度でどのような状態(相または組織)になるかを教えてくれる. Fe-C状態図(下図)は,他の合金の状 […]

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「炭素当量」の出自は?同じCE値でもC%が高い時とSi%が高い時の溶湯の特性を共晶凝固と共析変態過程及びひけ傾向について教えてください.

炭素当量(Carbon Equivalent:CE )とは鋳鉄中のSi,P量の影響の度合を⊿関数1)で示すC %として表し,これと実際の鋳鉄中のC%との和の値で,次の(1)式で表すことが多くあります. CE=C%+(Si […]

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