Vol.94No.7 日本鋳造工学会 関東支部 第106回講演大会 第7回関東支部学生講演

 今月は,関東支部で開催された支部講演会での学生発表についての模様をご報告いたします.

 例年12月に開催していた,関東支部講演会でしたが,今回コロナに関する重点措置の影響で3月に関東支部学生講演として開催しました. 
本講演の目的としては

① 講演を通じて,学生の人材育成に貢献すること.
② 学生の鋳造工学会,鋳造の業界への交流.
③ 講演を通して他大学の学生および教員との交流.

などがあげられます.今回,残念ながら新型コロナウィルス感染症拡大防止対応として,オンライン講演会となりましたが,講演終了後には各氏にオンライン上で学生優秀講演賞の賞状が贈られました.

 

 当日の各氏のテーマ(講演発表順)を下記に示します.いずれも鋳造工学会会員には大変興味あるテーマでありました.

① 焼結系人工砂による生型を用いた鋳鉄鋳造時の冷却過程における型拘束力と鋳物収縮量の連続的測定 
  早稲田大学 大学院博士後期課程1年 沖村 泰彦 君
② 生砂型に重りを載荷した際の鋳鉄鋳造時の冷却過程における鋳物収縮量と型拘束力の連続的測定 
  早稲田大学 大学院修士課程1年 中村 胤馬 君
③ 鉄の摩擦攪拌プロセス時の熱によるポーラスADC12の発砲と生成する界面反応層の観察  
  群馬大学 大学院修士課程2年 諸星 寛海 君
④ 注湯条件を一定とするためのデバイスの開発とそれを用いたアルミニウム合金溶湯と自硬性鋳型間の熱伝達係数測定
  早稲田大学 大学院修士課程2年 高木 健輔 君
⑤ 表面張力及び濡れ性を考慮した粒子法解析の実験との比較による有効性検証 
  早稲田大学 大学院修士課程1年 及川 岳風 君

 5名ともに落ち着いて,丁寧に研究内容を説明しておりました.質疑応答の時間では,会員諸氏より多くの質問やコメント,アドバイスが飛び交い活発な議論が行われました.5名とも質疑応答に対して堂々と回答しており,各々研究内容が自分の中できちんと整理されているように感じました.閉会の挨拶では,関東支部 副支部長の駒崎様から,各発表ともに非常にまとまっており,これから鋳造工学会での活躍を期待しておりますと言葉が贈られました.

 講演された大学院生だけでなく,関東支部会員にとっても有意義な試みであり,今後も関東支部では学生講演を通じて,会員相互の理解と支部のさらなる活性化に努めていきたいと考えております.

 

 

連絡先

(公社)日本鋳造工学会 関東支部YFE
サンデン株式会社 製造本部 生産技術ユニット 素形材開発セクション
古屋 毅文
〒372-0855 群馬県伊勢崎市長沼町224-1
TEL:0270-31-4131