Vol.89 No.1 高校生鋳物教室の開催報告

関西支部では数年前から高校生鋳物教室に取り組んでおります.今年は昨年に引き続き㈱三共合金鋳造所様にて高校生と高校教員をお招きして鋳鉄の鋳込み体験を実施した内容と今後の予定をご報告させていただきます.

高校生鋳物教室(関西支部とYFE協賛)

 11月26日(土)に大阪市立第二工芸高校の5名(内女性4名)と教員3名(内女性1名)を招待して,大阪市西淀川区にある㈱三共合金鋳造所にて開催いたしました.

 当日は土曜日で操業がお休みだったので製造の様子は見られませんでしたが,関西支部幹事(YFE含む)6名と㈱三共合金鋳造所様と関連企業及び教員が準備と指導に参加し,総勢約30名で盛大に開催されました.

 関西支部での企業開催する鋳物教室としては3回目となります.初回はホワイトメタルを溶解し,OBBサンドの型に鋳込みをしましたが,今年は昨年と同様に,事前に成形した発砲模型を使用し,CO型に注湯するフルモールド方式で行いました.鋳造関係者では想像しないような複雑な形状の模型もあり,頭を悩ませながら若干の模型の修正を行い,材質は鋳鉄(FC)で行いました.低融点合金と違い,難易度は高いですが,初めての経験に興味に満ち溢れた学生の表情がとても印象的でした.

 冷却後に解枠される工程では,自分が成形した模型通りにできたものもあれば残念ながら溶湯が充填されなかったものもあり,支部幹事(YFE幹事)にとってもいい勉強になりました.今回参加された学生から未来の鋳造技術者が誕生することを期待して,来期以降も引き続き開催を予定しております.

今後の予定

大学生大学院生向け工場見学会の開催(関西支部とYFE協賛)

鋳造に関する製造現場を見学することで,普段の学校では学べないことを体験し,幅広い知見を身に着けていただくことを目的に開催しております.

毎年恒例となりつつある活動の一つであり今年は維持会員を含め約85社に開催案内を出し希望企業を募り今年度は2017年2月頃に4コース(×2社)を予定として準備を進めています.

YFE自己研鑽活動

鋳造という分野から少し範囲を広げて異業種の企業へ訪問して鋳物がどのように使われるのか,鋳物に必要な材料はどのように製造されているのかなどを学び,自己の知見を広める活動を実施しています.今年度は12月初旬に京都府にある「日本冶金工業 大江山製造所」様への訪問を予定し準備を進めております.

関西鋳造技士会との協賛によるYFE活動報告会

技士会に参加される方は,各企業で経営者・技術者として活躍されており,様々な課題に向けて日々努力されています.そういった方との講演会の協賛はお互いにとてもいい刺激となり,問題解決のヒントとなることも多く,積極的に交流を深めております.今年度は3月の開催を予定しており,講演内容はYFE活動の報告を中心とした内容を予定しております.

問い合わせ先

(公社)日本鋳造工学会 関西支部YFE
株式会社センシュー 竹内 宏光
〒596‐0013 大阪府岸和田市臨海町20-1 TEL: 072‐438‐0231 E-mail : h-takeuti@senshu-co.jp