公益社団法人日本鋳造工学会|Japan Foundry Engineering Society

第91巻シリーズ「鋳物歳時記」

第91巻シリーズ「鋳物歳時記」

Vol. 91 No. 1「半導体製造装置用真空チャンバ」
(アルミニウム合金のピンホールレス砂型鋳物)

平成30年度Castings of the Year賞受賞作
谷田合金株式会社

 

 

 


Vol. 91 No. 2「鹿野(ろくや)大仏」(東京都西多摩郡)

平成30年度Castings of the Year賞受賞作
株式会社鈴木鋳造所
(仏像高12m.200余に分割したパーツを薄肉で鋳造,
現地で組み立て,表面仕上げ,着色)

 

 

 

 


Vol. 91 No. 3 春の真岡鐡道を走る蒸気機関車

3月に入り,春めいてきました.桜の花が恋しい季節です.左の写真は,桜の花と菜の花の景色の中を軽快に走る真岡鐡道の蒸気機関車C12です.毎年,たくさんの人がこの景色を楽しみに見に来ています.蒸気機関車には,動輪をはじめ,多くの鋳物部品が使われています.真岡駅には「SLキューロク館」(下の写真)があり,蒸気機関車を間近に見ることができます.

 

 

 

今月号から始まる新表紙シリーズは「鋳物歳時記」です.季節感あふれる鋳物のある風景をお届けします.

(撮影:栃木県真岡市)

 


Vol. 91 No. 4 ピッカピカの一年生

暖かくなり,待ちに待った春になりました.学校に会社にと新生活への希望に胸を踊らせていらっしゃる方も多いと思います.小学校では,新入生を迎えて入学式が始まろうとしています.小学生になり,行動範囲が広がると交通事故が心配になります.子供たちを見守る信号機にもアルミニウム合金ダイカストが使われているものがあります.交通安全にも一役買っているのですね.

(撮影:東京都江戸川区)


Vol. 91 No. 5 新緑の皇居

5月1日に新天皇陛下が即位され,令和が始まりました.天皇陛下の退位の儀式,即位の儀式は皇居・宮殿で執り行われました.表紙(左)の写真は,皇居の正門に架かる「正門鉄橋」です.正門鉄橋はかつては木橋で,その下に橋桁を支えるもう一つの橋があったために「二重橋」とも呼ばれています.鉄橋は明治21年10月に完成したもので,ドイツ人の設計によるものでした.現在の鉄橋は二代目で,国産の耐候性高張力鋼を用い,昭和37に架け替えられました. 高欄,雷紋と鉄柵も新規の球状黒鉛鋳鉄品と交換されました.また,右の写真に示す4基の飾電塔も青銅鋳物で造り直されて立てられました.皇居二重橋の鋳物については,中野俊雄氏の書かれた解説(鋳造工学84(2012),165)に詳しく書かれています.

 

(撮影:東京都千代田区)


Vol. 91 No. 6 大自然の中にキャンプに行こう!

6月に入り,草木が青々と茂る季節になりました.こんな季節には,自然の中に身を浸し,しばし都会の喧騒を忘れたくなりますね.昨今のアウトドアブームで,仲間と一緒にキャンプに行く人も多いと思います.キャンプの醍醐味と言えば,たき火とアウトドア料理でしょう.ワイワイとBBQもいいですが,ダッチオーブンを使って,アウトドアでしかできない豪快な焚火料理を楽しむのもいいですね.最近はダッチオーブンもいろいろなタイプのものが出てきていますが,鋳鉄製は使い込むほど味が出る“育てがいのある鍋”です.キャンプのおともにぜひ,連れて行ってあげてください.

(撮影:群馬県上野村)


Vol. 91 No. 7 夏が待ち遠しいっ!

7月になりましたが,まだまだ鬱陶しい日が続いています.早く,からっとした夏が来ないかな.

夏と言えば海ですね.海の日のマリーナでは,夏空に浮かんだ雲の下で,ヨットが出ていこうとしています.船にもいろいろな鋳物が使われています.エンジン部品やプロペラ,バラストなど,材料も大きさも様々な鋳物が使われています.見えないところで活躍している鋳物も多いのですね.

(撮影:神奈川県横浜市)


Vol. 91 No. 8 GMTN 2019

2019年6月25日~29日にドイツのデュッセルドルフで,GMTN 2019が開催されました.日本ではGIFAとしてよく知られていますが,4年に1度開催される鋳造や金属加工に関連する4つの専門メッセ(GIFA,METEC,THERMPROCESS,NEWCAST)です.2,360社の出展があり,72,500名が来場しました.日本からの出展は50社で,約1,000名の方が来場したということです.いらっしゃった方も多いと思います.右の写真は,「THE LEADING JAPAN FOUNDRIES」のブースです.

(撮影:ドイツ・デュッセルドルフ)


Vol. 91 No. 9 日本一の芋煮会

食べ物がおいしい季節になってきました.山形県地方では家族や友人達と河原で鍋を囲んで芋煮を食べるのが秋の恒例行事となっています.山形鋳物の産地,山形市では,毎年この時期に,馬見ヶ崎川の河川敷で,芋煮会フェスティバルが開催されます.1989年に始まり,今年で31回目を迎えます.まつりの象徴となる大鍋は直径6.5mのアルミニウム合金鋳物製で,昨年「三代目鍋太郎」として新たに造られました.日本一の大きさです.この大鍋で,約3万食もの芋煮を一度に調理します.調理器具には,重機を用います.食材は山形県産のもので,里芋3トン,牛肉1.2トン,こんにゃく3500枚,ねぎ3500本,醤油700リットル,日本酒50升,砂糖200kg,山形の水6トンが使われるそうです.この食材を大鍋に入れ,6トンのなら材の薪で煮炊きします.この豪快な芋煮を味わってみてはいかがでしょうか.

(撮影:山形県山形市)


Vol. 91 No. 10 羽釜で新米を

「天高く馬肥ゆる秋」になってきました.秋は収穫の季節.いろいろなおいしいものがありますが,日本人にとっては何といっても新米が一番ではないでしょうか.最近はお米をおいしく炊ける炊飯器もたくさん出てきていますが,昔ながらの羽釜を使ってかまどで炊くごはんには,懐かしさと何とも言えない温かみを感じることができます.蓋を開けたときに立ち上る蒸気と,つやつやのごはん.この上ない秋のごちそうです.

 

 

 

(撮影:東京都港区(大かまど飯 寅福 青山本店))

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