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引け巣の出ない鋳物合金の開発は可能でしょうか?

なぜ,溶湯は凝固すると引けるのでしょうか?溶湯(液相)から固体(固相)に凝固(変態)する際に,実用合金のほとんどは密度が大きくなりますから,質量が一定ならば収縮しなければなりません.よって,「引け巣の出ない鋳造合金」とは […]

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鋳物のひけ巣の部分にデンドライトが観察される理由はなんでしょうか?

一部の金属(SiやBi)を除き純金属や合金は,凝固の際4~6%程度凝固収縮します.よって型鋳造では,体積収縮をまかなうだけの溶湯の補給が なければ,凝固収縮分がひけ巣となって,鋳物の内部あるいは表面に現れることになります […]

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パーライトはどうしてラメラ組織になるのですか.また冷却速度や強度との関係を教えてください.

 オーステナイトからフェライトとセメンタイトが同時に析出するときに,ラメラ構造をとることが多く,この組織をパーライトと呼びます.どのような形態になるかは,相の体積率と界面エネルギー,拡散時間との兼ね合いで決まります.金属 […]

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生型砂の混練機は,マラーホイール式とアジテーター式がありますが,どのような観点から選定を行えばよいでしょうか?

 生砂の混錬工程のポイントは,ライン内を循環している生砂粒子表面に活性ベントナイトを均一に引き延ばしながらコーティングすること,そして活性ベントナイトの結晶層間に水を十分浸透させ,ベントナイトの粘結力を最大限引き出すこと […]

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シェルモールドやコールドボックスの砂の充填シミュレーションにはどんな手順,手法が用いられますか?

シェルモールドやコールドボックスの砂の充填ではブロー造型が多く使用されます.ブロー造型の場合,鋳枠あるいはコアボックスへ砂を運ぶ工程と,砂の配列が変化して粗から密になる砂の圧密化工程とに分けて考えると良いでしょう. まず […]

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自硬性の砂評価はLOIが主流で,酸消費量やソーダ分等はあまり現場では使用されておりません.どのプロセスでもLOIで評価していればいいのでしょうか? 各プロセスでLOI以外の評価をした方が良い評価項目はありますか? また,プロセスによってはLOIよりもいい評価項目はあるのでしょうか?

LOI(Loss on Ignition,強熱減量)は1000℃の減量%で,有機自硬性の評価に主に用い,回収砂では残留樹脂相当です.回収砂の再生状態やガス欠陥予測ができます.加えて,粒度分布や通気度を評価すると予測精度が […]

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日本,中国,インドなどの生砂の違いは何でしょうか?

生砂に求められる条件は,適切な化学組成及び物理的性質を有し,かつ砂粒は適度な粒度分布を有し,粒形は丸形に近いものです.  日本で使用されている生砂は,国産が半分弱でその他はオーストラリアやベトナムからの輸入です.国産砂の […]

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近年は生砂のCB値管理が主流になっていますが,同CB値でも水分が変わり不良への影響も変わることがあります.CB値,水分管理についてどう考えればよいでしょうか?

CB値(コンパクタビリティ)は,1970年にAFS掲載論文の中で提唱された生砂評価指標です.既存のサンドランマを使用して測定するという簡便性により日本でも広く採用されてきた経緯があります. 生砂評価指標としてのCB値への […]

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鋳造」と言う言葉を使った人,または 「Casting」を「鋳造」と決めた人を教えて下さい.

鋳造は人類の歴史の中で最も古い時代に人々が身に着けた金属の熱間加工技術であり,既に約6000年の歴史を持っています.中国では紀元前1700~1000年に青銅鋳物の製造の最盛期を迎え,高度な鋳造プロセスを確立しています.中 […]

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鋳物砂の再生に寿命はありますか? 不純物(生型であればオーリティック,自硬性であれば樹脂)が再生されていれば新砂と同等と考えてよいですか?

「再生の寿命」の質問:鋳物砂(天然けい砂や人工砂など)に粘結剤などを加えて,造型可能な生型砂や自硬性鋳型砂とし,これらの鋳造後の回収砂を再生します.再生工程では,回収砂に対しての歩留りがあり,これが寿命に相当すると言えま […]

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